あまり 知られていないL.A. 観光スポット(26) Index

White Point Parkと Royal Palms County Beach (L.A.サウスベイの観光スポット−10)

パロスベルデス半島の南端近く、Western Avenueが太平洋に接する所は海面から約100フィートの崖の上です。そしてそこに広がる緑の公園が“White Point Park”です。公園から見渡す大海原、22マイル先のSanta Catalina島、ロサンゼルスとロングビーチ港に出入りする船舶、さらに冬から春にかけて沖合いを通過してゆく鯨の群れ等々・・最高の眺望を堪能出来る所です。同時にピクニック、サーフィン、スキューバダイビングなど家族、若者にとってのメッカとも言えるかと思います。

今は人々の憩いと楽しみを与えてくれているこの場所にも、過去には日本人もからむ歴史がある事を知る人も少なくなりました。

公園の所々に建つ案内板によると、この地は1890年代には “あわび”採取の日本人ダイバーが活躍、彼らは更に缶詰工場を作り、アメリカのみならず アジアにまで販売の手を伸ばすまでになっていたようです。“あわび”はただ単に 食料品としてだけでなく、貝殻がボタンの材料として珍重され貴重品だったのでしょう。

1910年代には崖下の海辺に天然の硫黄鉱泉を利用した“White Point Hot Springs Hotel”が完成、ここにもRoman Sepulvedaというオーナーと共に“タガミ・タミジ(Operated by)”という日本人の名前が記録されています。このホテルは40の客室に加え、レストラン、50メーター海水プール等の設備を持っていましたが、1920年代始めの暴風雨による被害に加え、更に1933年のロングビーチ大地震では鉱泉源まで大きな被害を受け 遂に閉鎖されるに至りました。因みに“タガミ・ファミリーは第二次大戦中 合衆国により強制収容所に抑留されるまでこの地に住んでいたと案内板は記しています。

その後この地は アメリカ陸軍の管理下に置かれたり、いくつかの経過を経て1960年カリフォルニア州が取得し、今はロサンゼルス郡の公園として生まれ変わっています。

また、この公園から海の反対側、道路(Paseo Del Mar)の向こうの斜面に かつての軍事要塞、コンクリートで固めたミサイル・サイト跡が見えます。この要塞は“White Point Nike Missile Site”と呼ばれ、1950年代始めに建造され、当初はNike-Ajaxミサイル、後には核弾頭も搭載可能なNike-Herculesミサイルも装備された所です。しかし ここも1974年頃 閉鎖、今では市とカウンティに移管され、リクリエーション用に使われています。

崖の上の“White Point Park”から海岸に下る舗装道路(Kay Fiorentino Dr.−週末・休日は有料)を進むと そこが“Royal Palms Beach”です。

“White Point”“Royal Palms Beach”共にOpenは 毎日、日の出から日没までです。

*行き方は 次の通り(Freeway #110方面よりの場合)

FWY#110(Harbor Freeway) 南の終点を出ると 道路はそのままGaffey St. になるので そのままGaffey St.を0 .7マイル進み(南下),9th St. 右折(西へ)

9 th St.を 1.4マイル進み、Western Av. を 左折(南へ)

Western Av. を 1.6マイル走ると海岸に至り、道路は90度左へ曲がり、それに沿って曲がってすぐ( 0.2マイル)、右側(海側)が 目的の公園入り口です。

全行程(片道、FWY #110終点から) ;約3.9マイル、約15分

        河合将介 skawai@wakao.com