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Palomar Observatory(パロマー天文台)

 

la84_01.jpg (42517 バイト) 前回の「観光スポット」でご紹介した、マウント・ウイルソン天文台に続き、L.A.近郊の天文台第2弾として「パロマー天文台」をご紹介します。

 パロマー天文台はサンディエゴ・カウンティの北端近く、Cleveland National Forestの中にあるパロマー山頂近くの高原にあり、長い間、世界最大を誇った直径200インチ(約5メートル)の主鏡を持つ反射式天体望遠鏡がある世界的な天文台です。 

 1917年に技術の粋と膨大な資金とにより、ウイルソン山頂に完成した世界最大の100インチ反射望遠鏡(前回、ご紹介したもの)でしたが、宇宙の研究が進むにつれ、更に大きな望遠鏡の開発・設置が必要になってきました。

 1928年、天文学者 George Ellery Hallはロックフェラー財団から600万ドルの資金を受け、200インチla84_02.jpg (29352 バイト)の反射鏡を持つ望遠鏡の建設計画に着手しました。建設場所もロサンゼルス市街の光を避け、ウイルソン山から約100マイル南東に位置するパロマー山が選ばれました。

 当時としては200インチ反射鏡など前代未聞の難事業であり、その完成には大変な苦労があったようです。

 Pyrexガラスという特殊な素材の開発から始まって、多くの苦労を重ねた末、完成した Pyrex mirror の原型でしたが、第2時大戦のため、計画は一時休止となり、結局 10年以上の歳月を費やして切削・研磨し、 200インチ反射鏡が完成しました。

 同時に望遠鏡本体、及び設置するドームも建設され、高さ135フィート(41メートル)、直径 137フィート(42メートル)という巨大なドームも出現しました。

(因みに、このサイズは偶然にもイタリアのローマに現存する遺跡のパンテノンとほゝ同じサイズなのla84_03.jpg (28762 バイト)だそうです)

そして、遂に1948年に完成、1949年から世界最大の反射望遠鏡として正式に観測活動が始まりました。

この200インチ望遠鏡の出現により、約100億光年も離れた星雲までが観測可能となり、多くの発見がなされ、宇宙科学の進歩に貢献しました。(現在はハワイ島のマウナ・ケアの天文台に直径10メートルのものも存在しています。また同じ場所に直径8メートルの日本の望遠鏡「すばる」があります)

この天文台は海抜5,550フィート(約1,700メートル)の広々とした草原の中にあります。

 広い駐車場からフェンスの中に入り、ギフト・ショップ前を通って進むと、目の前に白亜の巨大な望遠鏡ドームが現れます。

 まずドームの大きさに度胆をぬかれます。ドーム建物内の 46段の螺旋階段を昇ると 200インチ望遠鏡を見られる見学者用のスペースがあります。ガラス越しに見る装置は、巨大で、その威圧感に圧倒されます。

 自然に囲まれた環境にあるパロマ天文台でも、最近は下界の光害に悩まされているのだそうで、人間の生活と自然との調和について考えさせられるものがあります。

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  • 一般見学、開館日 : 毎 日(但し12月24、25日は休み)。

  • 時 間: 9:00am 〜 4:30pm(但し200インチ望遠鏡ドームは4:00pmまで)。

       また、ギフト・ショップ(売店)は土曜、日曜日のみオープン。

  • ウエブサイト:http://www.astro.caltech.edu/palomarpublic/
  • 入場料: 駐車場、入場料等すべて無 料。

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  • 行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
  1. FWY#91(東)へ進み、リバーサイド・カウンティへ入り、#15(南)へ。
  2. FWY#15を約50マイル南下し、Pala / Oceanside(Hwy# 76) 出口で降り、Hwy# 76を左折(東へ)。
  3. Hwy# 76を16マイル進むと道路はHwy# 76と同時に County Road S 6となる。
  4. さらに6マイル進み、S 6専用道路に入る。
  5. さらに6.7マイル進み、S. Grade Road(S 6)を左折。S 6をキープしながら約5マイル進むと天文台のゲートに到着し、ゲートの中の突き当たりに駐車場がある。
  6. ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約130マイル、ドライブ約2時間30分。

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【注意】1.County Road S 6は山道です。道路はすべて舗装道路であり、ガードレール他、きちんと整備されていますが、急カーブの多い道ですので、ドライブは充分気をつけて、安全運転を心がけてください。

    2.天文台は5,550フィート(約1,700メートル)の高地ですので、ジャンバーなど、防寒具を念の為、持参しましょう。

     3.目的地の天文台にはレストラン等の施設はありません。弁当・飲み物等、持参しましょう。

    4.天文台敷地は羊歯(しだ)類の草原です。ゲート入口にも注意の標識がありますが、羊歯の採取は禁止となっていますのでご注意下さい。

                      河合将介( skawai@earthlink.net )  WB01541_.gif (712 バイト)トップにもどる