Zakkaya Weekly No.44

Ryo Onishi 3/16/97 バックナンバー Homepage

とうとうできましたよ!雑貨屋のホームページが!といってもまだテスト段階ですけど。とにかくできました。この雑貨屋のニュースレターも見れますし、EMサロンのニュースレター、それにJRCのニュースレターもテンポラリーですが載せました。雑貨屋もそろそろ一年だし、写真を載せて、もっと表現できたらいいなあと思っていましたので、その思いが実現し喜んでいます。マッキントッシュの方には申し訳なかったのですが、これでうまく見れるんではないかと思います。みんさんのお使いになっているブラウザーでうまく読めるでしょうか?ご連絡ください。(R.O)

『閑(しずか)さや 岩にしみいる 蝉の声』

「閑(しずか)さや 岩にしみいる 蝉の声」 ――「奥の細道(芭蕉)」 で詠まれた この句は、なぜか私の心に「しみいる」 なにかを感じます。日本人はどちらかというと 一語一語の奥に 広がる宇宙を想像し、楽しむ事が得意な民族なのではないかと私は思っています。この句をみて“蝉が鳴いているのになぜ閑(しず)かなの?”“堅い岩にどうして 染み込むの?”“蝉は何匹?”“だから それが何なの”など、論理的に詰めていくと 疑問と矛盾だらけです。でも 殆どの日本人は この句を何の疑問や矛盾も感じることなくすんなりと受け入れるのが普通ではないでしょうか。所謂 日本的発想とは、欧米的な理詰めで分析・細分化していくのではなく、むしろその逆で 見えない 又は 表に現れていないものも含めて、全体を 心とか感性で捉えようとする発想といえると思います。特に 「感性」というものを重視するといわれる俳句の世界では 尚更のことだと思います。俳句のような 短い形式の 表現だけでなく、日本人の日常会話でも「省略」の多いのが、日本語の特徴の一つであり、例えば「こんにちは」、「さようなら」 などは それぞれ「今日は...」 「左様ならば...」と 続いた言葉を 省略した結果 できたのだそうです。(「チョベリグ=超Very Good」、「チョウB.M.

=超バカ丸出シ」、「M.M.=マジ・ムカツク」 なんてのも この系列「かもね=かもしれませんね」)

日本人は基本的に均質化した島国民族といわれ、お互いの常識にそれほど差がなく、従ってこまかく言わなくとも理解し合えるので言葉をすぐ短く省略してしまう――それを更に進めると、「ものは 言わない方が良い」、特に「言い訳はするな見苦しい」などという発想につながってきますが、少ない言葉で多くを理解する為 「気のきく」 「察しの良い」 人間が出来上がり、これまた 日本人の美点になっていると思います。

最近、日本でも 国際化の荒波の中、「人の開国論」 について 色々な議論がなされています。国際社会で、もはや 一国孤立主義は許されない日本ですから 海外からの「モノ」は受け入れるが 「人」は 受け入れないでは 済まされないのは 当然ですが、そのために「日本的メンタリティ」が失われてしまうのは さびしい限りです。また日本人でも 最近の教育・生活環境に慣れた若い人々は、しっかりした自分の意見や主義主張を持つようになっています。これはこれで結構なことですが、その根底には 所謂日本的発想もしっかり根付いたものであって欲しいですね。

多くを語らなくとも互いに理解し、察しあえるという素晴らしい日本古来の美点も、一旦海外に出ると、今度は それが大変な誤解の根源になり、「あの日本人は何を考えているのだ」といわれたり、ひどい時は「完全無視」され 泣きたい思いの経験をされた方も多いと思います。日本的発想の美点は残しつつ、国際社会の中で尊敬され生き続けるにはどうすればよいか、日本が21世紀になっても生き続けるための私達に与えられたテーマのような気がしてなりません。

河合 将介 skawai@wakao.com

健康の方程式―良い脂肪は至宝、悪い脂肪は死亡 西尾誠一郎

必須脂肪酸が健康に大きな影響を与えていることがごく最近の研究で分かってきました。必須脂肪酸の中でもオメガ3脂肪酸が特に大切で、イワシ、サケ、ニシンなどの魚が健康にいいといわれるのもそのためです。ところがその必須脂肪酸を50年前にきちんと患者に与えていた医者がいます。アフリカの聖者、シュバイツアーが「医学の天才」と激賞し。末期ガン患者の2人に1人は助けたといわれるゲルソン博士です。彼は外の油は全部禁じたのですが亜麻仁油(英語ではFlax Sea Oil)だけは患者にとらせたのです。良い脂肪は体に絶対必要で至宝なのです。亜麻仁油にはオメガ3脂肪酸がたっぷり含まれています。私の家では朝食に納豆を良く食べますが、妻は必ず亜麻に油をかけて納豆を食べます。亜麻仁油は健康食品店で手軽に手に変えます。では何故良い脂肪が体に必要なのでしょうか?人間の体は約60兆個の細胞でできています。それらの細胞は水分の中に浮かんだ状態で存在します。その細胞を覆っているのが細胞膜で、その細胞膜は脂質でできています。脂質とは油脂、脂肪酸コレステロールなどの総称です。この細胞膜は実に大切な働きをしています。1つはバクテリアやウィルスなどが細胞に侵入してくるのを防ぎます。また細胞の中に必要なものを取り込み、不要になったものを出す働きもします。良い脂肪を摂ると、良い脂肪膜ができ、良い脂肪膜は免疫力を高めます。脂肪には次のような働きもあるのです。

皮膚の下の脂肪や内臓のまわりの脂肪は外からの衝撃を和らげます。若い女性は胎内の赤ちゃんを保護するために脂肪は大切なのです。

コレステロールはいろいろなホルモンの原料になります。

コレステロールは太陽光線と作用し合ってビタミンDを作ります。

神経を包み込む絶縁体の働きをする原料もコレステロールです。

油性のビタミンの吸収も助けます。ところがこの脂肪にはいろいろな弱点があります。その最大の弱点は−悪い酸素(活性酸素)の攻撃を受けやすいことです。活性酸素の攻撃を受けた脂肪は過酸化脂質というどろどろした悪い脂質になり、これがほとんどの成人病の原因なのです。コレステロールが活性酸素の攻撃を受けると動脈硬化になりますし、心臓の働きが悪い脂質で不完全になると心不全になります。悪い脂質で脳の血管に栓ができると脳血栓、血管が完全に閉塞すると脳梗塞になります。では水よりも8倍も酸素がとけやすいといわれる脂肪を酸化させないためにはどうしたらいいでしょうか。そのためにはビタミンEやビタミンCまたはEM−Xといった活性酸素の働きを中和させる抗酸化食品を毎日朝晩とることが本当に大切なのです。ところが多くの人はそういう抗酸化食品をあまりとらずに、悪い脂肪をとらされているのです。悪い脂肪については来週お話しましょう。

要注意!MSのブラウザーIE3.0を使っている人

マイクロ・ソフト社のブラウザー、インターネット・エクスプローラーにはセキュリティー・ホールがありマイクロ・ソフト社はそのバグを直す為のパッチを配賦しているが充分に機能していないようである。ハードディスクが壊されたりファイルを消去されてしまったりという被害が続出している模様である。尚、詳細については以下のホームページを参照されたし。

www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/#MS Watch

[伝言板]

残念ながら俳句同好会にはどなたも興味が無いようで参加希望者はゼロです。ML(メーリングリスト)は少人数の所がいいですね。私が入っている所は全部で15人位でしょうかとても家族的な雰囲気でホノボノとしたMLです。皆がお互いに知合いという感じでとっても気に入ってます。私は一日のメールは20〜30位ですので朝と夕方に見て返事がいる人には返事を出しています。                   三本松 誠

全くメールは大変ですよね使い方によってはこんなに便利なものはないというよう思えるのですが、ジャンクメールもけっこう来ますね。私はこのジャンクメールやなんかは読まずに捨てることもあります。あと整理は毎日読むたびしてます。項目を10個以上作ってどんどん整理してます。1週間ほっとくと大変ですから。 Naoko Shinohara

編集後記

Zakkaya Weeklyをホームページに載せるにはHTML化するという作業が増えますが、写真も載せられるという大きなメリットがあります。どんな写真を載せようかと考えているところです。こつこつとやっていきますので、気長に見てやってくださいね。

雑貨屋ホームページのURLはhttp://home.earthlink.net/~ronishiです。

雑貨屋店主 大西良衛ronishi@earthlink.net