雑貨屋ニュースレター No.38

大西良衛 2/2/97 バックナンバー Homepage

1月はよく雨が降りましたね。四年前、私達家族がトロントから引っ越してきた1月もよく降りました。お陰で入居する予定の家の方がなかなか出て行けず、私達は三週間もホテル住まいという経験をしました。でも日本食レストランの多いロスなので、毎日、日本食の食べ歩きを楽しみました。ある日、トンカツの店に入った時のことです。みんなで何年ぶりかで食べるレストランのトンカツだったので「おいしい!おいしい!」を連発していただきました。ご飯はもちろん、お皿の上に乗っていたペーパー以外のものはすべてきれいに残さず食べました。それを見たお店の人が、「こんなにきれいに食べてくれたお客はいままで見たことがない。」と驚いていました。もしかしたらどこかの難民ではないかと思ったかもしれませんね。ロスに限ったことではありませんが、私達は食べ物を粗末に扱っているというか、平気で残すようになってきてるような気がします。気を付けたいですね。(R.O)

ユーモアを楽しもう―笑いは人間の特権だ(3) ―河合流へりくつ・こじつけ偏

「粋(いき)についての私見」

これまで 捏(こ)ねてきた 私の「へりくつ」 の中で、私はしばしば 「粋(いき)」 が あるの、ないのと まさに「粋がって」 、この言葉を使っていますが、改めて、ここで使っている この「粋」 という言葉について、独断と偏見のよる私見を 以下 ご披露します。

粋(いき)とは、「‘意気’から転じた語」(岩波、広辞苑)とか、「‘米’を‘卒(つく)とから成り、不純物のない事」(角川、新字源)などと 説明されています。その他 色々な状況を参考にして、私なりに「粋」を構成する要素を3つにまとめてみると、次の通りになりました。

さっぱりして あかぬけていること

色気のあること

人情のうらおもて に通じていること

上記 A で言う「色気」 とは 本来、上品な言葉で、決して「エロ気」でもなければ、「色きちがい」や「露出狂」を示す言葉でもありません。「セクシー」 ではあっても、その根底にきちんとした教養、 マナーがあり、立ち居振る舞い、話し方 など 基本作法を 完成させた上で はじめて 出てくるもの だと 思っています。例えて言うなら、男性・女性 に関係なく、すべてにわたって 完璧で 奥床しい人が、どこか 一ヶ所だけ ほんの少し チラリと 乱れると、何ともいえぬ 上品な色気を感じるものです。ここでいう「色気」とは そんな意味と 理解しています。ジョークや洒落には、ウイットに富んだ おかしさも重要な要件なので、状況に応じては、多少色気の品位面で妥協の必要もありますが。仮に妥協したとしても、根底の所では常に一線を画する必要があると思っています。(この「一線」の基準は、「主観」の問題であることは前述の通り)

洒落た会話を 愉しもう」

これまで私は 延々と、「洒落」だ、「粋」だ、「ジョーク」だ、「笑い」だ、とそれこそ「へりくつ」 をならべてきましたが、実は私が本当にここで言いたかった事は、「楽しい会話は 人の心を 豊かに出来る。折角 授かった一度だけの人生ならば 心豊かに過ごそうではないか。」と言う事なのです。そして 「楽しい会話」とは 「洒落た会話を愉しむ」 と言う事なのだ、というのが 私の結論なのです。(だから「洒落など」の意味について 「へりくつ」を披露したと言う訳です。)

ストレス過多の時代に生きる 私達は、どうしても 心がきしみ ゆとりを失い、苛立つ毎日になりがちです。そこで せめて、きしんだ心へ 一滴・二滴の「潤滑油」 を 流し込んであげよう――その「潤滑油」こそ 明るい「笑い」 であり、「洒落た会話」 は その強力なサポーターなのではないでしょうか。だから これからは お互い、意識して 「洒落た会話を愉しむ」 機会を 作りましょう。例えば 食事の時です。私達の一生は 日数にすると 平均で せいぜい 3万日ぐらいのものですね。1日3回食事をすれば 一生で約9万回、たったの9万回です。ぎすぎすした世の中ですが、せめて その時ぐらい 洒落た会話を愉しんで 明るく楽しく 笑おうではありませんか。そのために 洒落た話題を 集めたり、自らも作ったり―――これまた、楽しいものです。

『笑いは人間だけの特権だ。大いに行使して 心豊かな人生を享受しよう。』

追伸(付録);誰でも簡単に作れるジョーク・ダジャレのサンプル。

男「君の好みのタイプは?」 女「英文タイプよ」

恋人同志の2人が屋外テラスがあるレストランへやって来た。

ウエイター「外のテーブルにいたしましょうか?」

客「わたしたち 中(仲)がいいの」

LAXへ日本からの友人を迎えに行き、彼を乗せてフリーウエイ#405をHawthorne Blvd.で降りた所で赤信号で車を停めた。彼が「ここは何という町?」と聞いてきたので 私は答えた。「ここは『信号待ち』」

その友人が 何の目的で今回 アメリカに来たのか 私には事前に知らされていなかったので 「なんで アメリカに来たの?」 って 聞いたら、すまして彼いわく、「JALで 来たのさ」 (チクショウ!!)

日本語TV番組Ch.56で放映していた「大忠臣蔵」 は昨年末で終わり、その後に新しいドラマが 始まった。妻が「今度のドラマの題名は何というの?」 と聞くので私は前週の予告でうろ覚えながらも覚えていた題名を言った「確か『昼の月』とか言ってたな」 いざ番組が始まって良く見ると 題名は『真昼の月』だった。すかさず妻いわく、「ま抜け!」

数年前 出張でシカゴへ行った時のこと、宿泊したホテルの部屋の真上の部屋は 真夜中過ぎまでドンチャン大騒ぎ、頭に来たので その部屋に直接電話して「一体 今何時だと思っているのだ!」 というつもりで “You Know ,What Time Is It Now !と叫んだら“It Is2Oclock Now”と返事が帰ってきた。 しょうがないので “Thank You と言って 受話器を置いた。

「この話、絶対秘密だってことを皆んなに良く伝えといてね」 と言われて困ってしまった。

「私、お酒って飲んだことないの」 と彼女が言うので、胸はずませながら日本酒を盃についでのませたら、彼女いわく、「ナンダ これって2級酒じゃないの!」 (注:上記の作品は 数点を除き、他人の作ったジョークを借り、焼き直したものです) 河合 将介 skawai@wakao.com

健康の方程式

私は93年3月まで四年間ほどラジオパシフィックで「ラジオ楽習法ABC」という教育番組を担当していました。スポンサーの都合で放送が終わりになる3月、貴重な残り四回の放送のうち、二回をEMのために使いました。私は、教育を通して子供たちにいかに幸せになるかを語らなければならないと思っています。一人ひとりが夢と希望を持ってこれからの人生を生き抜くために、人間社会のしくみと自然のしくみを勉強するのです。有用性微生物群EMを使ってEM環境教育をすることが子供たちに夢と希望を語ることだと思いました。EMの放送をして数日後、アメリカでEMを使って野菜を作っているという人から電話がありました。そして何と私の家にEMで作ったニンジンやカブを持ってきてくれたのです。私は毎日新聞社が出版した「EMのすべて」という写真集で、日本一はもちろん、世界各地で化学肥料や農薬を一切使わないで、EMだけで生産量の限界突破をした果物を見たことがありました。でも実際手にするのは初めてでした。ニンジンを生で食べると予想したように甘く、おいしく、ニンジンらしい匂いがしました。その方からはその後何度もEM野菜をいただきました。私が野菜を作っているところを見学させてくれませんかと頼むと、ロンボックのEM実験農場を紹介してくれました。皆さん、ロンボックがどこにあるかご存知ですか?ロスから101フリーウェイを3時間ほど北に行ったところにあるデンマーク村で有名なソルバングは多くの方がご存知でしょう。ロンボックは101FWYをはさんでソルバングと反対の海側にあります。6月のある日曜日、私は妻と友人3家族の総勢8名でロンボックへ出かけました。森さんという農場責任者が現地にいて休みを返上して私達にいろいろ説明してくれました。広大な農園にはいろんな種類の野菜が植えられていました。野菜をたくさんお土産にいただきました。もう三年以上も前のことですが今でもさわやかに覚えていることが三つあります。一つはEMを使い出して二年目と言うのに粘土質の土がずいぶん柔らかくなっていたことです。森さんが持ってきた長い鉄棒を土にさしてみると、一メートル以上も楽にさすことができました。二番目は温室の中の鶏小屋で鶏の糞が全く臭わなかったことです。EMを薄めた水とEMを混ぜた飼料を取らせているからでした。EM1000倍液で牛の糞を洗い直すと全く臭いが無くなると言う記事を思い出しました。三つ目は二年目を迎えたイチゴです。イチゴの甘かったこと。8人で食べられるだけ食べて、お土産にもたっぷりいただきました。アメリカの農務省の役人もサンタバーバラで自然農法国際会議の最終日、このEMの農園を見学してその成果に驚いたという話もその後聞きました。現地の責任者がアメリカ人になって土日の見学の許可がもらえず、皆さんに見学してもらえないのが残念です。

EM普及会がテレビで紹介されました

先週の水曜日の朝、UTBの日本語番組の中でLA.EM普及会がテレビで約十分くらい紹介されました。竹内さん宅の庭で開催されているEMボカシ講習会の模様が伝えられていました。また西尾(会長)さんのわかりやすい説明もあり、興味を持たれた方からの問い合わせがLA.普及会に来ています。

編集後記

雑貨屋の記事の段組みを二段(二列)でやってきましたが、読みにくいという意見がありましたので、今回から一段にしました。二段にするのは簡単でWORDの書式で簡単に変えられます。来週はうちの息子が日本から来ます。皆さんとお会いすることがあるかもしれません。その時はよろしくお願いします。

雑貨屋店主 大西良衛ronishi@earthlink.net