雑貨屋News Letter

第26号 大西良衛 11/10/96 バックナンバー Homepage

日は山がきれいに見えていましたね。いつもあのように見えればロスも素晴らしい景色なんですけどね。でも帯の様に広がるスモッグは消えませんね。ロスアンゼルスは米国で一番スモッグのひどいところだそうですが、カリフォルニア州の環境監視当局が96年5月から10月までのスモッグの最盛期のデータをまとめた結果、過去40年間の観測史上でベストの状態だったそうです。ちなみにワースト記録は1977年だそうです。我々もスモッグを減らすためにできるだけ車に乗らない、無駄なエネルギーを使わないなど、考えていきたいですね。

『イイ(良い)月 ―― 11月』

月 1日 は『イイ イチニチ(良い一日)』と読むのだそうで、皆さんも良い一日でしたか。日本人は意味のない単なる数字を読み方を工夫して、特別な意味を無理やりこじつけてしまう特技があるようで、大変面白い現象です。もちろん英語にも「4U (For You)」 みたいな表現の仕方がありますが、日本の場合、電話番号や歴史の年号、数式などを暗記する時よく4147(ヨイシナ)、1492(イシクニ)、√2

=1.41421356--(ヒト夜ヒト夜ニ 人見頃--)等と、意味ある言葉に置き換えて暗記したりしています。英語圏の人達はこんな場合、どのように暗記しているのでしょうか。私は大変興味があるのですが、英語は苦手で良くわかません。どなたか教えていただけたら、大変幸せです。もしも英語圏の人がこのような数字を、日本人とは異なり特に意味付けなどせず、単なる数字の羅列とみなし理解しているとすれば、これも最近よく言われる日本人と欧米人の脳の特色の違い、即ち「欧米人は、波や風・虫の鳴き声など 自然の音は、情緒脳である右脳で‘単なる雑音’として処理するが、日本人の場合 これらは‘雑音’でなく 言葉と同じ‘有意音’ないしは‘有意語’として左脳で処理する。―― 例えば、小川は〔サラサラ〕 セミは〔ミーンミーン〕 ウグイスは〔ホウ法華経〕ブッポウソウ(本当はコノハズク)は〔仏法僧〕等々。」 という理論と一致し、この事を理論的に説明出来ると思うからです。(もっとも、こんな事はとっくの昔に解明され、知れわたっている事かも知れませんが) ----------

ところで、11月 には ちょっと考えてみるに、まだ 次のように こじつけて読める日々があります。我々日本人だから大いに日本人的な脳の発想でそれぞれの日に意味を見つけ、有意義に過ごそうではありませんか。11月だからおおいに意見をノーベンバ(述べねば)ナンチャッテ....(チョット苦しいですが、こういう駄洒落が大事なんですよネ。雑貨屋)

11月 5日 (いいぞGO!の日)

11月11日 (いちいち いい日)

11月13日 (いい父さんの日)

11月22日 (いい夫婦の日)

11月23日 (いい兄さんの日)

上記以外にもいろいろ考えてみましょう。

河合 将介 skawai@wakao.com

(河合さんいつも投稿ありがとうございます。雑貨屋ニュースレターは河合さんの記事で持っているようなものです。これからもどうぞよろしくお願いします。 雑貨屋より)

日本酒のお話

れからの季節、ビールもいいですが、やっぱりおいしい日本酒があれば嬉しいですね。日本酒にもいろんな種類があるようです。皆さんはどんなお酒を召し上がっているのでしょうか?「私は酒は飲まない!」という方もおられるでしょうが、まあ、そう言わずに!日本酒は@お米だけで作ったお酒とAお米で作ったお酒に工業的に作ったアルコールと水を混ぜたものに分類されます。驚くべきことに、お米だけで作ったお酒は日本酒全体の5.7%しかないそうです。その他94%は混ぜものの酒ということになります。これからお酒を飲まれるときは、これらを参考にして飲まれたらいかがでしょうか?そしたら飲めなくなりますかね?

『純米酒』

お米だけで作ったお酒を総称してこのように呼びます。

『純米吟醸酒(ぎんじょうしゅ)』

お米だけで作ったお酒ですが、お米を精米するときにお米の外側(たん白質が含まれている)を削り、中のデンプンだけを取り出して作ったお酒です。精米するのに大変時間がかかります。「精米歩合45%」という風に表示されているはずです。この数字が小さいものは大吟醸酒と呼ばれています。

『三倍増醸酒(三増酒または普通酒とよばれている)』

なんだかややこしい名前ですが、お米で作った清酒のもろみに工業的につくったアルコール、ぶどう糖などの糖類、酸味料、科学調味料、それに水を加え三倍にうすめアルコール度が15〜16%にしたものです。第二次大戦中、米が不足していたので、こういう製法が生まれたのですが、戦後50年以上たった今でも、大手酒造メーカーはこの酒を造り続けています。“本物の酒”ではありません。でももうかるからということでまだ作っているようです。日本酒を不人気にさせたのは彼らだったようです。

『本醸造酒』

名前からするとこれが本物みたいですが、ちょっと曲者なんです。三倍増醸酒ほどではありませんが、純米酒を醸造する最後の段階で工業的に作ったアルコールを添加し、水で15〜16%に薄めたものです。これも本物ではありません。

れらの情報はマンガ本「美味しんぼ(おいしんぼ)」の54号を参考にさせていただきました。日本酒はワインなどに比べると、いい加減な取り扱いをされてきたようです。これは業者だけの責任ではなく政府の責任でもあります。つまり日本政府は酒税を徴収するために日本酒造業界を、大蔵省の監督下においたのです。悪いことに大蔵省は、酒の質より酒税をたくさん徴収することばかり考えたから上記のようなことが起こっているのです。一方で地方のまじめな蔵元が伝統の酒作りを守り続け、本物の酒を造っているので応援したいと思います。

読者からのおたより

今日は大西さん。
久し振りにE−Mailを送ります。Exchangeは働くようになりましたが、日本語サイドのExplorerはまだ働きません。今までに何週にも渡って送って頂いた雑貨屋も読む前に紛失してしまいました。大西さんもEarthLinkに変更されたのは、何か問題があったようですね。問題の無い時はコンピューターは便利ですが、問題が起きると何週間も思い悩まされます。英語サイドと同じにやったのに、日本語サイドが働きません。 まだまだ悩まされそうです。

松田matsuda@earthlink.net

(私の場合は別の悪条件があったのですが、みなさんご苦労されているんですね。 雑貨屋)

大人のクイズ

前回の答え

“やむを得ぬ情事により出版が遅れたことをお詫び致します。”

 余裕のないスケジュールで仕事をしていると、あちこちでつまらないミスをする。その修正に追われていると、ますます時間が足りなくなってくる。まったくの悪循環である。どうしてこんなに時間が足りないんだ、とため息の出る毎日ではないだろうか。仕事は3日もためませんよう。

法則

締切に余裕をもって臨める態勢をつくるべし。

今週のクイズ

人の少年が、1軒のエントツ掃除を終えて、エントツから下りてきた。1人はススで顔を真っ黒にしていたが、もう一人はまったくススで顔を汚していなかった。さて、顔を洗うのはどちらのほうか。

編集後記

最近、ガソリンの値段が下がってきましたね。レギュラーだったら1ドルを切っているところもありますね。一時期の高値から比べると歓迎すべきことなんですが、またエネルギーのことを考えなくなるなあーと心配しています。

西尾さんの健康についての記事を載せることができませんでした。実は、西尾さんに催促をしなかったので未だ原稿が来てないんです。来週は催促します。

私のEメールアドレスが変わりましたので、今後は下記のアドレスにご投稿、ご連絡、ご質問をお願いします。

雑貨屋 店主 大西良衛ronishi@earthlink.net