Zakkaya Weekly No.224

Ryo Onishi      8/27/2000

雑貨屋のひとり言

55年前の記録

さくらの独り言

川 柳 & コ ン ト

 

健康の方程式

一口コラム

編集後記

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雑貨屋のひとり言

今週も関西は雨が降りそうになく、水不足が深刻になってきました。こりゃー雨乞いでもしないといけませんねー。

金曜の夕方、新大阪で親友のRionさんと、一年半ぶりに再会しました。英語、日本語のちゃんぽんでの会話も前と同じです。わずか一時間半という短い時間でしたが、サウスベイでよく会っていたのが昨日のことのようによみがえってきました。彼はアメリカの会社の駐在員として日本で勤務しており、埼玉に住んでいます。

土曜日はサウスベイから用事で来られた北野さんと大阪で会いました。北野さんご自身が25年前から心にずーっと、ひっかかっていたことが数日前にクリアできたお話を聞き、すっかり感動してしまいました。高島さんも一緒に昼間から3人でビール、ワインを飲み楽しい話に花が咲きました。サウスベイ大阪もにぎやかにやってま-す。(R.O.)

55年前の記録

 今世紀最後の8月15日が過ぎて行きました。55年前の3月、国民学校(小学校)一年生の私は東京にいて、米軍機から降りそそぐ焼夷弾のため、家を焼かれ、多くの級友を失いました。

 そして九死に一生を得た後、今度はアメリカからの「ララ物資」他の救援物資で飢えをしのぎ、生き延びることが出来ました。そんな因縁のアメリカに今、こうして滞在し、生活をしいている自分に感慨と運命の不思議を感じざるを得ません。

 表面平和な当地ロサンゼルスにも第二次世界大戦の記録を残す場所が沢山あります。その中でも日本との戦争関係の資料が見られるところを今回はまとめてみました。

 ロングビーチのクイーン・メリー号は、ヨーロッパ戦線で軍用輸送船として使われた記録が今も船内に残されていますが、対日戦争に関する新聞その他の資料も多い場所です。

 またロサンゼルス港にある“LA Maritime Museum”には降伏文書の調印がなされた「戦艦ミズーリ」の模型や降伏文書のコピー、及びその後に設置された Surrender Plaqueの実物が保存されています。

 さらに大吊橋(Vincent Thomas Bridge)の下、Berth94にある“SS Lane Victory Museum”にも日本の降伏文書のコピーや出征日本兵士が身につけた日の丸、戦況を伝える新聞などを発見できます。

 Palos Verdes半島先端の“Fort MacArthur Museum”には、コンクリートで固められた暗い要塞跡に、やはり兵士の日の丸、日本軍からの戦利品などが展示されています。

 航空機関係では、チノとサンタモニカ航空博物館の“ゼロ戦”、それにリバーサイド、Air Museum of March Field の B-29爆撃機が知られています。

私は、日本から当地を訪れる友人・知人には出来るだけこのようなスポットを案内することにしています。

ここはアメリカであり、その上、敗者である日本軍の展示品や資料は、決して我々日本人にとってうれしいものではありませんが、日本とアメリカの間には、こんな時期もあったのだという事実を知ることにより、平和の大切さを一層感じて欲しいからです。 

河合将介( skawai@earthlink.net )

さくらの独り言 「レッド・アイ」

羅府(LA)空港午前1時40分発メンフィス行きの飛行機に乗り込む。枕と毛布、眠りに着く為の準備は万端。しかし何故か眠れない。3日間の羅府(LA)滞在が私の心をかき乱す。後髪を引かれる思いで、まるで住んだことがある土地に分かれを告げるかの様に、珍しく澄んだ羅府(LA)の夜景に見入る自分が窓に映る。そして熱いものが自分の頬をなで、隣席で眠る上司に悟られまいと席を立つ。まさしくレッドアイ、赤い眼のさくらであった。

「『レッド・アイ』(正式にはレッドアイズ)って、何?」と訊ねたことがある。言語学者の彼曰く、「知らない、でも多分、魚の名前じゃないかな?」と。出張をしなれない当時の私を、今は滑稽でまた懐かしく思う会話のひとつ。レッドアイズとは、流す涙で赤くなった瞳ではなく、眠れず充血した赤い眼を指し、これは夜明けに向かって飛ぶ飛行機の事を指す。これを知ったのはこの仕事についてから。

今回のLA訪問は、着くや否やゴルフ。初心者の私が身も知らぬセミ・プロゴルファー達とプレイする。私にとってカリフォルニアでの初体験、そして今期最悪のプレイ。笑ってごまかすしか道がない、さくらのプレイ。宵は宵で「一杯乾杯もう一杯」の雰囲気、そして「ニギハナ(マイクを握ったら放さない)」の世界で我を忘れる。翌日は、星の王子様こと河合オオジサマの、LA魅惑の観光案内。サンタモニカ山地( Castro Crest)では、潜んでいるかもしれない蛇への不安も忘れ、「空と大地が触れ合う世界」を満喫する。雑貨屋主筆の愛情だ。

今は亡きオッサンこと三本松さんはこんな私のLA訪問を、天国で嘆いているかもしれない。多分私の無礼講を恥じていることだろう。しかしまたそれ以上に彼は、彼が私に残した財産を「産めよ増やせよ」と、奇妙に繋がる「一期一会」の出会いとその深まりに、満足な涙を流しながら乾杯していることだろう。そんなオッサンと財産の重みを感じながら、LAの空と想いを心に描き、赤い眼をしているさくらの独り言。

sakuratsubomi@earthlink.net)                                                              

川 柳 & コ ン ト (東京・成近)

( 川 柳 )

海泣かせ海怒らせてエルニーニョ

オゾン層破壊墓穴を空にまで

霊長類エゴ属のホモサピエンス

クローンの指パンドラの箱に触れ

宇宙から見る国境のない地球

( コ ン ト )

 「誤植2000円札が一枚数万円」

いいなあ作りそこないに高値がついて

                    −三菱自動車

 

「有楽町そごう閉店」

昔−有楽町で逢いましょう

今−有楽町で別れましょう

 

「沈没」

原子力潜水艦に衝突しちゃった ープーチン神話

 

(東京・成近) E-mail kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp

健康のお話   −コリ性の方に..。のお話し−

 我々、直立2本足歩行動物のみ与えられた宿命といわれている“肩こり”。

それでは、なぜ直立2本足歩行動物だけなのー?なんですがーっ、

.. 動物に“肩こり”なのか聞けないから....うそ..。

2本足になった為に、重い前足を肩からぶら下げることになり、しかも、その前足だったものをなにかと動かさなければならず、したがって肩の筋肉は酷使されます。

しかもあなた、脳みそがイッパイ詰まった、おもーい頭をほそーい首で支えてなきゃなんない、しかもなにかといっちゃぁ首を動かす。

そんでもって宙に浮いているといっても過言ではない、肩甲骨を絶えず持ち上げていなければならないという、わがまま小僧達が暴れまわる中、赤ん坊を背負って掃除、洗濯、食事の支度をこなしている“肝っ魂かあさん”の様な部分なのですよっ、肩は。

そのうえ肩は身体の上部にあって、ただでさえ血液循環は悪化し、うっ血しやすいのですねぇ。

頭を使うと一層倍増。精神的緊張も“肩こり”を引き起こす原因のひとつです。

内臓の疾患も“肩こり”をつくる原因のひとつ。

じゃぁどうすれば良いのー?ですがーっ、

基本的には、血液を奇麗にして新陳代謝を盛んにすること。

白米、肉食よりも玄米、菜食のほうが良く、なるべく海草とニンニクを食べる。(ニンニクはビタミンB1の吸収を促進するそうで、大変有効なんですってー)

葉緑素(葉緑素製剤でなく、葉緑有機成分をそっくり含んだもの)、酵素(白砂糖を使っていないもの)、胚芽(玄米胚芽、小麦胚芽)を多くとると効果的。

普段、気にしていただきたい事は、肩部をまんべんなく動かして血流をよくするのと、軽い運動(有酸素運動)、正しい姿勢を保ち、胃腸を丈夫にしておくって事。

湿布薬などのいろんな薬が出ていますが、ドクダミ茶をお茶がわりに飲んだりしても“肩こり”退治になるんですよーっ、お試しあれ。

僕も仕事柄、いろんな方々とお会いしますが、大体猫背で、肩こりの方が多いです。

猫背の方って、その殆どは気管支系も弱い、ゼンソクや気管支炎持ち。

背中が丸まると、肩こりだけでなくて、色々な疾患を生むので気をつけましょう!

..っと解っていても、日本酒をコップでナミナミと注がれると、つい猫背になって飲んじゃいますねぇーっ。

mail@makita.com

一口コラム

「コント、読み違い??」

(その58)親しきなかにも・・

 古来から伝わる 「ことわざ」 も最近は、本来の意味から外れた解釈が出まわったりしています。よくその典型的な例として『情けはひとのためならず』とか、『袖すり合うも他生の縁』などが有名です。

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  • 情けはひとのためならず:他人のために情けをかける事は、結果として自分のためになる事なのだ。 → 情けをかけてあげることは、その人のために決してならないから、やめた方が良い。
  • 袖すり合うも他生の縁:全く知らない人とのふとした出会い、出来事も、前世からの縁があっての事なのだ。 → 袖が触れ合うという事は、多少は何かの縁があるのだろう。

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 最近、その他に、面白い解釈を耳にしました。それは『親しきなかにも礼儀あり』 というものですが、これを『親しきなかにも冷疑あり』 または『親しきなかにも冷欺あり』と書くのだそうです。意味は「どんなに親しい仲であっても、冷たい欺瞞や疑いはつきものだから、気をつけよう」 ということなのだそうです。

 また『信ずるものは掬(すく)われる』と言うのもあるのだそうで、「うっかり他人を信ずると、騙されて足元を掬(すく)われる事があるので気をつけよう」 という意味だそうです。

 いやな世の中になったものですね。  

―― 羅府の庄助さん ――

編集後記

読者からのお便りを紹介します。

  • 26年ロスに住んでいて昨年、日本に帰国された仁池さんから二週間前Eメールをいただきました。博多に住んでおられるとのこと。情報交換して行きたいと思います。
  • 正岡さんが9月17日にご結婚されるそうです。おめでとうございます。
  • 市原さん、バーベキューのあとの焼きソバは日本独特のものでしょうかという質問がありました。アメリカでもやる方がおられると思いますが、おいしいソバがそばにないのでは・・?。
  • 丸田さん雑貨屋をブックマークにいれていただきありがとうございます。

雑貨屋ホームページのカウンターをつけてから、時々、チェックしてるんですが、2200を超えました。着実に数字が増えているので投稿者のみなさん同様、店主としても大変うれしく思っています。

雑貨屋のバックナンバーは下記でご覧いただけますのでどうぞ。

http://home.earthlink.net/~ronishi/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.224

雑貨屋 店主 大西良衛 zakkaya@news.email.ne.jp