Zakkaya Weekly No.217

Ryo Onishi      7/9/2000

雑貨屋のひとり言

あまり 知られていないL.A. 観光スポット(75)

さくらの独り言

川 柳 & コ ン ト

 

健康の方程式

一口コラム

編集後記

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雑貨屋のひとり言

アメリカにお住まいの皆さんは7月4日の花火を楽しまれたでしょうか。若尾さんからロングビーチでの花火の写真を送っていただき、雰囲気を想像しています。

日本は週末に台風3号が来て、関東、東北地方は結構な雨が降ったようですが、被害はなかったですか?ここ大阪、神戸は雨も無く涼しい週末です。毎日蒸し暑い日が続いていたのでホッしています。(R.O.)

あまり 知られていないL.A. 観光スポット(75)

Hilltop Park & No.1 Discovery Well, Signal Hill

la75_01.jpg (31207 バイト) ロングビーチ港のすぐ北、ロングビーチ空港の南隣にSignal Hill市があります。今回の「スポット」はこの市の中央にある小高い丘の上の清潔で明るい緑の公園です。この公園からはほゞ270°(4分の3周)の素晴らしい眺望を楽しめます。

 すぐ近くにはロングビーチ空港の滑走路が横たわり、少し遠くに目をやり、南東方向から時計回りで見渡すと、ハンチントン・ビーチ、シール・ビーチ、ロングビーチ港、パロス・バルデスの丘、L.A.ダウンタウン等が展開し、そして晴れた日には遥かにセント・カタリナ島から北方の山並みまで姿を見せてくれます。la75_02.jpg (38292 バイト)

 この地域はカリフォルニアでも有数な石油の油田地域であり、この公園内をも含め付近には数多くの石油掘出し機が活躍しいているのをみかけます。

 公園内の説明資料によると、Signal Hill地域には昔から原油が涌き出る場所が多くあり、人々に利用されていたようですが、1900年代のはじめ、大量に噴出させる事に成功(そしてその頃、Signal Hill市が誕生)してからはこの地域は急速に変化を遂げ、それまでののどかな牧場に代わって油井やぐらが林立し、一躍世界有数の油田地帯になった時代がありました。

 オイル産出の最盛期には油井やぐらのあまりの多さにこの一帯は“ Porcupine(やまあらし) Hill”とまで言われたほどだったそうです。

 この丘の東側にはこの“石油ブーム”の発端となった“第1号やぐら”が史跡として保存されています。

la75_03.jpg (45044 バイト) そこの碑文によると、この油井は“ Alamitos No.1 Discovery Well”と言われ、世界で最も有名な油井の一つに数えられているものだそうです。シェル石油会社が1921年6月に完成させたもので、3000フィート強の深さがあり、一日590バレルの産出量でした。

 そしてこれをきっかけにカリフォルニアが世界有数の石油産出地域へと発展していったのだそうです。 現在はこの地域のオイル産出ブームも過去のものとなり、一部を除いて静かな丘に戻りました。

 そして今はHilltop Parkとして市民に憩いとやすらぎの場を与え、同時に私達に明るく広大な絶景を満喫させてくれています。

  • ゲート・オープン :6:00am 〜 11:00pm
  • 入 場 料 :無料

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  • 行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)

(1)、FWY #405を南へ。FWY#710通過し、それから5つ目のCherry Ave.(南)出口で降りる。

(2)、Cherry Ave.を南へ0.9マイル進み、Willow St.を過ぎすぐのSkyline Dr.を左折(東へ)(右折の道はBurnet St.)。

(3)、Skyline Dr.のゆるやかな坂を0.3マイル登り、Dawson Ave.との交差点が公園になっている。(それほど広くないが専用無料駐車場あり)

(4)、Skyline Dr.をさらに進み、0.4マイル(途中、道路の名前はPanorama Dr.、Temple Ave.と変るが)の角(Temple Ave.と Hill St.の角)が“No.1 Discovery Well”の場所です。

(4)、ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約13マイル、ドライブ約25分。

河合将介( skawai@earthlink.net )

さくらの独り言  『背 中』

「親の背を観て子は育つ」と昔の人は云った。そこには、多くを語らずして生き方を香らせるものがあったのだろう。それは、男の生き方であったり、女の生き方であったり、または業や商いの心髄であったりしただろう。仮面を創る能面師でも、舞者の背に面はつけられまい。自分の背中、誰が見つめているのやら、、、と思うさくらの独り言。

「ネクタイと靴」、これは私が男性と会って(観て)まず目を向ける処である。ネクタイや靴の趣味や気配りは、その人のセンスを醸し出している気がするという、単なる私の偏見である。初対面もしくは会った人に向かって「はい、背中を見せて」とは、誰も言わないし、私も言わない。しかしここだけの話だが実のところ、私は背中をよく観ている。バリバリのビジネスマンもヨレヨレのおっさんも、彼等の「背中」に、「人間」や「男」を感じさせてくれるものがある。ひとつの生命線、光を放したロウソクの雫をみせられる。

兄貴分の玉三郎が、今は亡き父を語ってくれた。彼の父が、煙の様に私の心に現れた。それは彼の親父の背中だった。「真の商い=信頼と誠実」というものを、実践を通して息子に教えた父上の物語を聴く。そして、ここにそれを恋う息子が居る。「男と男」のツキアイの深さに嫉妬する。いつも明るい玉三郎が泣いている、親父を想い、泣いている。そして私ももらい泣き、彼の瞳が濡れていた、彼の背中が揺れていた。

それでも、時に親の背中を観ることは辛い。先日母と旅した温泉宿で、背中を流す。思ったよりもずっとずっと小さくなった母の背中に触れて、涙が止まらない。それをごまかしながら、黙して流す。「もういいよ」と言われながらも、止められない自分の手。人生の「かくれんぼ」だと、笑ってしまう。玉三郎にも私にも子供はいない。

それでも誰かがきっと観ている気がする私達の背中、、、猫背にならないように気をつけよう、、、と、さくらの独り言。

sakuratsubomi@earthlink.net)                                                              

川 柳 & コ ン ト (東京・成近)

( 川 柳 )

南北の笑顔が針の穴を抜け (金大中、金正日会談)

地盤 看板二世議員が闊歩する

その行方明暗を分け青嵐 

(青嵐会。森首相、石原都知事、中尾前建設相)

東洋の魔女伝説が風化する (ユニチカがバレー部を廃部)

サミットに頷く首を用意する

 

( コ ン ト )

「蔵相、経企庁長官留任」

長い付き合いになりますな   −不況

「信用」

融けて消えちゃった       −雪印

   「地震、台風、地崩れ、噴火」

ここで存在感を示さないと…  −オヤジ

(東京・成近) E-mail kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp

マキちゃんの健康のお話

−あなたはサンセイ?それとも...のお話し。−

健康にいつも気を使っている皆さんは既にご存知でしょうが、血液が酸性である場合は健康を害し、アルカリ性だと病気が良くなるばかりか、なんとお肌も美しくなるんですネェー。

それはナゼなのかーっ?

なんですが、私たちの身体の血液やリンパ液などの体液は常に弱アルカリ性に保たれているから..実にわかりやすい..

そもそも人間の身体は、いくら酸性の食品を摂っても、ちゃーんと弱アルカリ性に保たれるように機能しているのですねぇ。

それを行なっているのが、腎臓、肺臓、血液なのです。

酸性食品を摂って身体の中で酸性物質ができると腎臓はこれを尿として体外に排出します。

また、血液中の予備アルカリなどによって酸を中和します。

そしてそして、さらに肺臓から炭酸ガスのカタチにして排泄するんですねぇー。

酸性食品、アルカリ性食品は味によって決まるわけではなく、決してスッパイから酸性だ、ってことはないんです。

良い例はミカン汁..

味はスッパイけど、立派なアルカリ性。

それでは、酸性食品はなんなのーっ?なんですがーっ、肉類、魚介類、タマゴといった動物性タンパク質食品、ゴハン、パン、麺類といった糖質食品なのです。...好物ばかり...ついつい食べ過ぎちゃうものばかりです。

じゃぁ、アルカリ性食品はーっ?っとくると、野菜、海草、きのこ類、果物といったものが大部分。

アルカリ性食品は主として、ビタミン、ミネラル、植物繊維を供給するんですねぇー。

酸性食品にはリンが多く含まれていて、アルカリ性食品にはカルシウムが多く含まれているのですが、リンは骨を弱くさせる性質なので、双方全く逆の働きをします。

また、アルカリ性食品は高血圧を抑えるカリウムが含まれているんですよぉー。

さぁ、皆さんは酸性食品とアルカリ性食品、どっちが良いでしょう?

今回は勿体ぶってここまでにして、次回は、アルカリ性食品と酸性食品の具体的な内容をお披露目しましょうーっ!(..単なるネタ不足を補う為の引っ張りではございま せんっ!ゼッタイにっ!)

mail@makita1.com

一口コラム

「コント、読み違い??」

(その51)“かんせい”溢れる

貴兄のような“かんせい”溢れる方にお目にかかれて、私はたいへん光栄に思っています。  

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  “かんせい”とは常識的にはこの場合“感性”と理解すべきでしょうが、わざわざ“ひらがな”で書いてよこすところが怪しいね。まさか“歓声”または“喚声”のつもりではないでしょうね。私は自分では“閑静”という表現が私の性格に最もふさわしいと思っているのですから。―― エッツ、『“陥穽(人をおとしいれるわな)”がお前には最もふさわしい』なんて言っているのは誰ですか!!

―― 羅府の庄助さん ――

編集後記

河合さんの観光スポットに出てきたSignal Hillは昔、仕事でよく行きました。(何の仕事かって?想像にお任せします)サンディエゴ・フリーウェイでそばを通るとき、その当時のことを思い出したものです。

下記のURLで雑貨屋をご覧いただけます。

http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/index.htm

バックナンバーは下記でご覧いただけますのでどうぞ。

http://www.ne.jp/asahi/zakkaya/weekly/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.217

雑貨屋 店主 大西良衛 zakkaya@news.email.ne.jp