Zakkaya Weekly No.197

Ryo Onishi       2/20/2000  バックナンバー HOME

テレビ番組の中で、中村玉緒がゲートボールのグループの方にあなたの「座右の銘」は何ですか?と質問すると「1.0です。」と答えた人がいました。なんで1.0なのかなあと思ったんですが「左右の目」と聞き違えたんですね。ワイフと私は大笑いしました。あまりに面白かったので、すぐにメモをとり、この雑貨屋で紹介しています。

コンピューターのラックを買いました。さあ組み立てようとしたらボードに傷がついていたので、買ったところに電話をすると取替えてくれることになりました。明後日の配達になるのでしばらくお預けになってしまいました。でもお店の人が気持ちよく、愛想よく対応してくれたのでうれしく思っています。サービスって大事ですね。(R.O.)

あまり 知られていないL.A. 観光スポット(65)

Taco Bell Discovery Science Center

オレンジ・カウンティ、サンタ・アナ市のフリーウエイ#5沿いにある“Taco Bell Discovery Science Center”は科学、数学、テクノロジーなどを自ら体験しながら楽しく学ぶ事の出来る施設で、1998年12月にオープンしました。子供ばかりでなく、大人にとっても科学の不思議について実感でき、興味の尽きないところと言えましょう。

ここを“サイエンス・センター”と呼び、“ミュージアム(博物館)”と呼ばないのは、ここにある諸施設は単なる展示品ではなく、人々が実際に手で触れ、操作し、試して見ることが出来るものが殆どだからだです。

59,000スクエアーフィート(約5,500平方メートル)の広さを誇る施設は、次の8つのエリアに分かれています。

(1)Human Perception、(2)Dynamic Earth、(3)Quake Zone、(4)Great Scientists、(5)Exploration Station、(6)Human Performance、(7)Space Exploration、(8)Kid Station

それぞれのエリアには、例えば、尖った針(釘)の上に寝ても痛くない実験、赤外線カメラ、顕微鏡下の不思議な世界、ロッククライミング場、地震体験室、フライト・シュミレーション、竜巻や川と地形の変化実験・・などなど、身近なまたは不思議な世界の解明に役立つものが並んでいます。

また、これらの展示施設の他にも“3-D laser theater(立体レーザー映像館<入場料とは別料金>)”やコンピューター・ルーム、レストラン、ギフトショップ等があり、定期的に特別プログラムやワークショップもあるという事です。

非営利団体の運営であるこのセンターには多くのボランティアがかかわり、入場者である私達に対し親切に案内や説明をしてくれ、とても楽しい雰囲気です。

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行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)

  1. FWY#405(南)― FWY#22(東)― FWY5を南方面へ入る。
  2. FWY#5へ入ったらすぐのMain St. North出口でFWYを降りる。
  3. FWYを降りたら、すぐのSanta Clara Ave.を左折、東へ。
  4. Santa Clara Ave.を左折してすぐ(0.1マイル)Main St.を再び左折(北へ)。
  5. Main St.を左折してすぐ(0.2マイル)目の前に大きな黒い四角の構造物がFWY沿いに見える。この建物が目的のBell Discovery Science Center です。
  6. ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約30マイル、ドライブ約50分。

河合 将介 (skawai@wakao.com

さくらの独り言 「分かち合い」

「どうぞ、どうぞ」、「いやいや大丈夫ですよ、すみませんねー」という和やかな会話が耳に飛び込こみ、ふと振り返った電車の中。60代後半の夫婦が70歳後半の女性に自分達が座っていた席を譲ろうとしている場面だった。彼等と目と目が合った私はほころびる自分の顔を隠せないまま、思わず会釈した。この光景は思い荷物を持って立っている自分は勿論、数秒間の彼等の会話を共有できたことでその日一日、私は不思議なくらい、心の底から清々しい気持ちで過ごせた。彼等の生きた時代は「分かち合う」ことあってこそ命があった時代だったのかもしれないと思い、彼等の分かち合いを共有できたことに理由なく感謝した。

その夫婦が譲るために立ち上がり空いた席の周りには、50代のビジネスマン風男性数人、学生服に身を包む高校生、そして20代後半に見える男女数人が乗り合わせていたが、恰も彼等の耳と目は栓でも詰められている様に、その光景とは全く無関係の如く存在していた。まるで人形が座っている様(さま)に等しく眉ひとつ動かぬ彼等の姿に、私は驚いた。彼等は何を感じて生きているのだろう、と。そして心の中でつぶやいた、「みなさん、ご苦労様」と。

どこに行くにもキャリオン・バックをゴロゴロと引いて移動する私の旅。これは便利で快適だ。それでも電車の旅が多い日本では、何かとシンドイ思いをすることが多い。特にエスカレーターのないJRの階段では、荷物を担いでフラフラしながら上り下りしなければならない。都会の東京でも福岡の田舎でも、「手伝いましょうか」と声を掛けてくれる人は誰一人居ない。こんな時、「宮沢りえ」の様に容姿端麗だったらと、オバタリアンする自分が情けない。

自分の友人を心に描くことが多い今回の訪日だった。電車の中で気持ちよく席を譲っている人に、席を譲ってもらいつつはにかむ人の姿に、荷物を持ってフラフラしながら階段を上り下りする私自身の姿に、「もしあの人だったら(あの人がここに居たら)、、、」と、何人かの顔と声が浮かんだ。その人達は皆日本人、しかし今海外滞在中もしくは日本に住む海外滞在経験済の人である。彼等は私より人生もそして社会も世界も、特に「分かち合う」幸(さち)も熟知している大先輩達だ、うん、そんな気がする、さくらの独り言。

sakuratsubomi@earthlink.net)                                                              

川 柳 & コ ン ト (東京・成近)

( 川 柳 )

一城の主でそして足軽で

別荘はないが我が家の風通し

老眼の向こうに明日の蜃気楼

今更に貧乏神を追い出せず

長者から長寿に夢を変えました

( コ ン ト )

   「来年一月、1府12省に再編」

今度は2001年問題だ    −霞ヶ関

   「米、貿易赤字過去最大」

オプチミスト大統領には負けます  −オブチミスト総理

   「立体地図」

日本の地盤沈下がひどい    −毛利さん

(東京・成近) E-mail kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp

健康のお話 −的を得たお話し−

全世界の雑貨屋ご愛読者のみなさまーっ、ご無沙汰しましたーっ!

いやぁ〜、先週はお休みしてしまってすいませんでした。

3週間ぶりって事になるのかなぁ?

まぁ、僕の言い訳は抜きにして、さっそく本題。

皆さんの誰もが、美容と健康に気を配ってらっしゃる事と思いますが、美容や健康のために菜食主義を通していらっしゃる方も多いと思います。

特にヘルシー指向の強いここカリフォルニアでは、レストランなんかに行くと、おぉーっきなお皿に山となったサラダだけをヒタスラ食べている方、良ーくお見掛けしますねぇ。

だがしかーしっ、こういったサラダは本当に、美容と健康の維持に役立っているのでしょうか?

確かに美容と健康の維持につながります。

ただし、的を得た野菜であれば..。

栄養学的に言えば、一般の野菜には、ビタミンCをはじめとする各種のビタミン、カリウム、カルシウム、鉄などのミネラル類、食物繊維などが含まれます。

だからといって野菜なら何でも良いのだろうと、毎日毎日、キュウリやレタスばっかり食べていても野菜の効果も半分以下になっちゃいます。

っというのも、皆さん、もうご存知の事と思いますが、野菜は大きく分けて“緑黄色野菜”と、“淡色野菜”に分けられます。

“緑黄色野菜”とは、文字どおり緑色や黄色の濃い色をしたもので、ニンジン、カボチャ、ホウレンソウ、コマツナなどが、その代表。

片やそれに対して淡色野菜とは、色のうすーい野菜のことで、キュウリ、レタス、キャベツ等など。

両グループで、長生き効果が強いのは、おわかりの事と思いますが、“緑黄色野菜”チームで、キュウリやレタスが主体の“淡色野菜”サラダをいくらイッパイ摂っても、残念ながら健康効果は低いのです。

じゃぁ、なぜ“緑黄色野菜”は健康効果が高いの? なんですがーっ、もう皆様ご存知、“天然カロチン”を多く含んでいるからなのですねぇ。

カロチンとは、植物だけに存在するカロチノイド色素という物質の仲間のひとつで、このカロチノイドのうちカロチンが1931年、ワッケンローダーという科学者によってニンジンの根から発見されたんですってー。

もう少し詳しく言えば、カロチンの中でも、アルファ、ベータ、ガンマの3種類があって、僕ら人間が“緑黄色野菜”から摂るカロチンの殆どは、ベータカロチン。

巷でも良く宣伝していますから、ご存知の方も多いでしょう。

なぜ“天然カロチン”と、あえて言ってるかというと、ベータカロチンは人工的に合成されて、広く使われるようになりました。

しかーし、合成カロチンは、どーも吸収率があまり良くなく、効果も不安定で、“天然カロチン”の様な効果の期待が薄いところなんですねぇ。

じゃぁ、この“天然カロチン”、どんな効果があるのかというとー、

・ 活性酸素を退治する

・ 過酸化脂質の分解

・ 免疫効果の増大

・ ビタミンAの補給

以上、これはホンの一例ですが、まだまだたーくさんカロチンの効果はあるのですよー。

ビタミンCは必要以上に摂れば、体外に尿として出てしまい、貯めておく事が出来ませんが、ビタミンAとして使われた以外のカロチンは、そのまま体内の脂肪組織に蓄えられ、必要になった時に蓄えておいたカロチンを使う事が出来るすぐれものなのです。

だからといって、その昔、カボチャの食べ過ぎで、顔が黄色くなったというお話しを聞いた事を皆さんもお持ちの通り、食べ過ぎると“カロチン皮膚症”となったり、“高カロチン血症”となりますが、見た目に困る人以外は、健康上、なんの心配もありませんとの事、ハイッ。

それでは、“天然カロチン”はどのようなものに含まれているかというとーっ、

・ ニンジン − 油で炒めた方が、より吸収率が良い。

・ ホウレンソウ −やはり火を通せば、多く食べられる。

・ カボチャ − ふかしたり、煮物で..。

・ ブロッコリー − ビタミンCも豊富。

・ ピーマン − 一年中食べられ、ビタミンCが豊富、ケイ素が多く発毛促進も。

・ チンゲンサイ − 中華は勿論、クリーム煮は子供も喜びますねぇー。

・ ニラ − 卵とじは強壮作用もあり、おかゆに入れれば整調剤にも。

・ ワカメ、コンブ −野菜は嫌い、って方にはこれですねぇー。

・ 大根、カブの葉− 捨ててる方、勿体無いですよーっ。

・ しそ、パセリ −飾りではないんです、残さず食べてね。

以上、こんなにあるんです。

人工カロチンをわざわざ買わなくても手軽に毎日摂れますから“天然モノ”でいきましょうーっ!

天然モノで思い出しましたが、僕はアメリカに来てから、一度も“うなぎ”を食べていない事を思い出しました。

..どぜう(どじょう)も食べたいし、“フグ”も食べたい..。

あぁ〜、いろいろ思い出しちゃいますねぇ..。

あっ、そういえば、野菜の栄養のお話しだったのに、“的ハズレ”な事でした。

makita@ginga.net

一口コラム

「コント、読み違い??」

(その31)沈 黙 は“禁” 

 「新英和大辞典(第五版)【研究社発行】」には“Speech is silvern(silver), silence is golden”という諺(ことわざ)が載っています。そしてその説明として『雄弁は銀、沈黙は金《沈黙は雄弁にまさる、口をきかぬが最上の分別》』とありました。

 どうもこの諺は少なくとも、ここアメリカ南カリフォルニアでは通用しないのではないでしょうか。

 黙っていたらどんな目にあわないとも限りません。こちらの子供達は一般的に“ディベート(討論、議論)”と“自己主張”だけはしっかりと教育されているようですから。

 どうやら、こちらでは“沈黙は金”ではなくて、“沈黙は禁”というのが正解のようです。

―― 羅府の庄助さん ――

編集後記

 雑貨屋ウィークリーも197号となり、200号まであと3回となりました。皆様からのメッセージを頂きたいと思います。

雑貨屋のバックナンバーは下記でご覧いただけますのでどうぞ。

http://home.earthlink.net/~ronishi/zwback.htm

Zakkaya Weekly No.197

雑貨屋 店主 大西良衛 zakkaya@news.email.ne.jp