Zakkaya Weekly No.194 Ryo Onishi 1/31/2000 バックナンバー HOME
先週号で、紹介しました毎日放送からの記念品(実は“リポビタンD”)が届きました。それにはこんなメッセージが添えられていましたのでご紹介します。
「こんにちは。お元気でお励みのことと存じます。
いつの頃からか、私たちの生活から失なくなってゆこうとすることば、“ありがとう!!”
この“ありがとう”をもう一度身の回りに呼び戻したいと願ってこの番組に“ありがとう浜村淳です”と名づけてみました。
明るい陽射しにありがとう!
そよ吹く風に ありがとう!
さえずる小鳥に ありがとう!
流れる水に ありがとう!
そして…この番組を制作するためにお力を添えて下さったあなたにありがとう
心からの感謝をこめて記念品を送らせていただきます。
たいへん遅くなりましたが、お受け取り下さいませ。
なお、またよいお話、楽しいお話がありました時は、お便りをお寄せ下さいますようお願い申し上げます。それではもう一度、心から ありがとう!」 浜村 淳
とありました。なんだかうれしくなりました。(R.O.)
SS Lane Victory Memorial Museum
ロングビーチの「クインメリー号」はあまりにも有名ですが、お隣のロサンゼルス港(San Pedro)にも船内外を見学できる珍しい船があることは、以外と知られていないようです。
San PedroとTerminal Islandをつなぐ吊り橋型の大橋( Vincent Thomas Bridge)のすぐ下、観光用豪華客船の発着が目の前に見えるBerth 94に停泊する「SS Lane Victory」という名の船がそれです。全長455フィート(約140メートル)、10,000トンのこの船は第二次世界大戦、朝鮮・ベトナム各戦争時に弾薬等の輸送用に使用された“Victory型”特殊輸送船です。
このような輸送船は1941年から1945年にかけて5,600隻建造されましたが、特殊任務であるがゆえ、損耗率が激しく戦場で犠牲になったものも多く、また生き残った船も戦後になって廃船処分となり、現在ではこの“SS Lane Victory”だけが実際に航行できる唯一の船だそうです。
何層にも複雑に区分された各種機関室から操舵室、デッキ等、船内外を自由に見学する事が出来ます。船内には戦時中の遺品、記念品、資料、当時の新聞など貴重な品物が保存・展示されています。
私達にとって嬉しいものではありませんが、対日降伏文書(戦艦ミズーリ号上で署名)のコピーや出征日本兵士が身につけていた国旗日の丸、戦況を伝える新聞なども展示されています。日本とアメリカの間には こんな時期もあったのだという事も知っておく必要もあるのではないでしょうか。カリフォルニアの底抜けに明るい日差しから 一歩離れたところを覗いてみると、ほんの最近まで こんな歴史もあったのです。平和の大切さを痛感させられる場所です。ぜひ一度出かけて見てください。
この船は映画にも登場したりして利用され(“Titanic”、“The Thin Red Line”他)、今でも現役としての誇りを保ちつつ岸壁にその威容を見せています。
また、この船はまだ立派に航行可能であり、毎年7月 〜 9月の間、月2度実際にデモ航行をするそうです。予約して乗船してみるのも良い経験になりそうです。
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住 所 : Berth 94, San Pedro, CA 90733
Tel.:(310) 519- 9545
● 開館日 : 毎日(主要な祝日は除く)
時 間 : 9:30AM〜 4:30PM
入場料 : 大 人 :$3.00
子供(〜15才):$1.00
Web Site:http://www.calendarlive.com/E/V/LAXCA/0040/76/53/
行き方は次の通り(Freeway#110方面よりの場合)
FWY#110(Harbor Freeway)の南終点一つ手前の出口(Vincent Thomas Bridge/ Terminal Island)を降り、右車線を走り 0.8マイル、橋を渡らずHarbor Blvd.方面へ。
Harbor Blvd. を曲がらず直進、ロサンゼルス港へ入る。
ロサンゼルス港の駐車場ゲートでチケットを取り直進、Berth 94へ(「SS Lane Victory」への案内板にしたがって行く。 (駐車場料金:1時間まで無料、その後1時間毎に$1)
全行程(FWY #110出口から) ;約1.0マイル 約3分
河合 将介 (
skawai@wakao.com)さくらの独り言 「雪見酒」
牡丹雪がアッと言う間に降り積もり、出勤に急ぐ人の忙(セワ)しさを外に、一日が白く静かに始まった。ここ九州は」福岡の伊都の山々は、近年になかった雪化粧で凛々しくそびえ、それは自然界から私の母への粋な贈り物となった。この日1月27日(木)、母は古稀を迎えた。暖冬の米国中西部で今冬雪に縁がなく「雪が見たい、見たい」と言って過ごしていた私が踊りながら喜んだのは、言うまでもない。「今夜は雪見酒が飲めるね」と言いながら、姉は仕事に出かけた。その夜、母と姉、そして私の三人は雪見酒で祝杯をあげた。
私たちを楽しませてくれたその雪も、すでにその夜には溶けて流れ、それはまるで70年の時の流れを思わせた。雪を見ながら飲む酒に句などを付けて味わえば更に情緒も深まるものを、詠み人も無い3人女性の雪見酒は、流れた時を泣き笑い、雪をも溶かす温かさであった。
下界で溶けたその雪も伊都の山には姿を残し、翌晩、山でも雪見酒。玄海灘を一望できるその山に、念願の工房兼住居建てた友人家族と“ちゃんこ鍋”で雪見酒焼酎。「慈恵窯」と名づけられた窯元の空に浮かぶ冬の星、肘を伸ばすと掌は、夢で一杯星一杯。時の経つのもつい忘れ、誰も知らない朝帰り。山を下りつつふと想う。“雪見酒、焼酎飲んでも、雪見酒”。「慈恵窯」の窯開きは今春、さくらの頃という。ならば、桜を愛でながら踊れ歌えの祝い酒、雪に代わる花見酒、山に住む窯元夫婦とまた朝まで飲もうかと、雪が溶けても夢は膨らむ。
時が経ち、住み慣れた街や景色は変われども、旧友や家族のおもてなし、その愛情は変わりなく、寧ろ深まるそれに充たされる。そんな時、生かされている幸いを知らされる。米国に骨を埋める覚悟で生きている自分が、どこか日本への憧れという膨らむ風船を手にしている。「雪見酒」次はさくらの「花見酒」、今日本に酔いしれているさくらの独り言。
(
sakuratsubomi@earthlink.net)川 柳 & コ ン ト (東京・成近)
( 川 柳 )
便利さに慣れてますます重い尻
立ち聞きの耳に本音が突き刺さり
金積んで解決という未解決
割りきれぬ思いを足して二で割られ
出る杭がそっと被ったヘルメット
( コ ン ト )
「お年玉葉書売れ残り過去最多」
ハズレた −郵政省
「国内6県でもゴミ不法投棄」
ニッソー社長に"修身"刑 −国民裁判
「定数削減法案可決」
賛成の起立、座っている本音
−小沢さん以外の与党議員
(東京・成近) E-mail
kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp健康のお話 −血沸き立つお話し−
もう1月最後の日曜日になっちゃいました、早いですねぇー。
皆さんがお正月で鈍った身体をリフレッシュする体操も、今回で最終回。
っで、チョット難しい体操をお教えしましょうじゃぁあーりませんかーっ。
この姿勢になると正常とは逆方向になる為、重力も逆になり、従って血流も足元が上になるので、心臓にも負担をかけずお休みさせてあげる事が出来ます。
この心臓のお休みは、横になっている時よりもズーッと有効的なのですねぇ。
..っと同時に肺や首のあたり全ての器官は新鮮な血流の流れで活気ずけられ、浄化されます。
胸に顎を押し付ける事によって、頭に血流が流れ過ぎないようにし、同時に下部呼吸によって血液を押さえて、脳の充血を防いでくれます。
それでも尚、頚部の血管は血液で満たされるので、甲状腺、耳腺、肺門、肺などは新鮮な血中の栄養を受ける事ができまーす。
この体操はこれら器官にとって、ヒジョーに効果的な治療法であり、若返り法なのです、ハイッ。
職業柄、立っている事の多い方は仕事が終ったら数回、この体操をすると、静脈の膨張を防ぐ事が出来ます。
知的能力も増進させることだって出来ちゃいます。
っという事は、お子さんをお持ちの方は、朝晩させると良い、っとなります。
これをする事によって、若返った気持ちになりますヨー。
っで、肝心の体操の仕方は?っというとーっ、
@ 仰向けに寝て手の平を横につけて身体の両側に置きまース。
A ゆーっくりと息を吸いながら膝を曲げないように足を上にあげ、垂直になるよにしまース。
B つずいて身体を上げ、腰を両手で支え、身体と足が一直線になるようにし、顎は胸に固く押し付けられているようにしまース。
C 下部呼吸をしながら、努力しないで続けられるだけ、この姿勢を保ちまース。
(初めのうちは一瞬でも良いので、少しずつ時間を伸ばしましょう。)
D ゆーっくり身体を下ろし、次に足を下ろして終りまース。(一気にドスンと下ろさないようにしましょう。)
E 血液循環が正常に戻るまで、しばらくそのままでいまース。
..これだけ..。
誰でも出来ますねぇ。
これはやってみると、身体がシュワ〜っていう感じがして、非常に気持ちが良い!
今迄ご紹介させてもらった体操はヒーヒー言いながらでしたが、これは最初から気持ちが良い!
是非やってみてください。
3週に渡ってご紹介したこれまでの体操を一日ワンセットやれば、あなたも若返りますよ〜!
以上、カンタンですが、効果はスゴイ、っという体操の紹介でした。
来週は西尾さんで〜す。
makita@ginga.net一口コラム
「コント、読み違い??」
(その27)ナイス・バーディ
先日、こんな話を聞きました。
友人のアメリカ人夫妻とゴルフをしていたときのこと、あるホールで友人の奥さんが見事なバーディを決めたので、思わず「ナイス・バーディ!」と叫んでほめたら、いやな顔をされたそうです。
どうも彼女はこちらがいやらしい目付きでボディ・ラインを眺めまわし“nice body”と云ったと勘違いをしたようでした。
また、キャディさんにパターとサンドエッジを頼んだら、“butter(バター)”と“sandwich”と勘違いされたそうです。
私はゴルフはまったくダメなのでわかりませんが、そんな事ってあるんですね。
そういえば、旅客機の中で、友人の Mr.Jack に会ったので、「ハイ!、ジャック!」と呼んだら、機内乗務員が顔色を変えてとんできた、なんて話も聞きました。「ハイ!、ジャック!」を“hijack(ハイジャック)”と勘違いしたようです。
―― 羅府の庄助さん ――
編集後記
さくらさんが日本に来られていて、電話でお話できました。今回の原稿はファックスで頂いたものです。娘とワイフがタイプを手伝ってくれました。どうもありがとう!
雑貨屋のバックナンバーは下記でご覧いただけますのでどうぞ。
http://home.earthlink.net/~ronishi/zwback.htmZakkaya Weekly No.194
雑貨屋 店主 大西良衛
ronishi@earthlink.net