Zakkaya Weekly No.191

Ryo Onishi       1/9/2000  バックナンバー HOME

 あっという間にお正月休みも終わり、普通の生活に戻りました。私達は幸いに、風邪も引かずに元気で過ごしています。

 ロスでの自動車の生活から、日本での電車と徒歩の生活になり、いろいろと違いを感じます。電車の中でも、歩いていてもセルラーフォーン(携帯電話)でお話している人が多いですねー。朝日新聞の社説にもありましたが、電車の中で、車掌さんの「車内でのセルラーフォーンのご利用は他のお客様のご迷惑になりますので・・」というアナウンスのほうがよっぽど迷惑だと思うことがあります。ほかにいうことないのかと思いますね。この大変な人気のセルラーフォーンは、今年の3月には普通の電話の数を上回るそうです。すごいですね―。

 一方、街は自転車の数がすごいですねー。商店街は駐輪している自転車が多いので狭くなっています。それから相変わらずタバコを吸う人が多いですねー。23年前、長男誕生の時にタバコを止めた私ですが、日本にいると必ず誰かが近くでタバコを吸っているので、毎日何本かは吸っていることになるんではないでしょうか?タバコに関して日本はまだまだ後進国だと思います。(R.O.)

あまり 知られていないL.A. 観光スポット(63)

The Orange Plaza Historic District(アンティーク商店街)

オレンジ市のChapman Ave.とGlassell St.との交叉点には大きなロータリーがあり、この一帯は“The Orange Plaza Histric District”と呼ばれ、古い建物も保存されている地域です。

 そしてこの古い歴史の街にふさわしいアンティーク関係の商店街が前記交叉点を中心に四方へ展開しています。店の数は40〜50軒はあると思われます。更に多くの店は店内をいくつにものブースに区切って小売業者にレンタルしているようで、ブースの数で店を数えるとしたら、とても数えきれません。

 一般的な古い小物から、古き良きアメリカを彷彿とさせるガソリン・スタンドの施設、看板、写真、ポスター、車のナンバープレート、から果てはミリタリー用品、郵便ポストまで、古いものなら何でもあり、といった感じです。

 先日、私達夫婦が取材を兼ねて一軒を覗いたら、日本の終戦直後のレコード版が5枚セットの箱入りで20ドルで売られていました。因みにそれらレコード版の曲名は、「支那の夜」「銀座カンカン娘」などと言った往年の流行歌で、オールド・レコードマニアにとってはまさに垂涎の的と言える逸品ではないでしょうか。

 もうひとつ面白いのは、上記ロータリーのある交叉点の北東角の銀行(Wells Fargo Bank)は1階部分の大半が喫茶店(Starbuck Coffee)となっています。天井が高く、古く、いかめしい銀行のフロアーでコーヒーを楽しむなど、いかにもアメリカらしい発想です。

 毎年、2月にはアンティーク・フェアーがここで開かれ、また、Labor Day weekend には、この一帯は交通が遮断され、アトラクションもあり、特に賑わいます。

 “The Orange Plaza Histric District”付近には無料のPublic Parking場が数多く用意されています。

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行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)

FWY#405(南)― FWY#22(東)へ。

FWY#5を通過し、更に東へ進み、FWY#55の少し手前のGlassell St.でFWYを降りる。

FWY#を降りたら、Glassell St.を左折、北へ。

Glassell St.を約1.5マイル進むと Chapman Ave.. と交叉し、その一帯が今回の目的地です。

ここまでの行程 ;(Torrance方面からの場合)約35マイル、ドライブ約50分。

河合 将介 (skawai@wakao.com

さくらの独り言 「ビジョン- その2」

「あなた自身の人生におけるビジョン、あなたのビジネスにおけるこれから3年間のビジョン、そしてその中で何故私を必要とし、また私の何に期待するのか、それらの相互の位置・影響・関係について具体的に聴かせてください。」とは、今から4年前の1月2日、現在の上司に投げかけた「3つの質問」である。転職誘導説得を受け続けたその2年間で、私が発した最初で最後の質問だった。そしてその日から3カ月後、私は今の仕事に転職した。

「全然興味がありません、今の仕事に満足してますから。話だけでも聴いてと言われても、、、アハッハ!」と言いながら笑ってゴマかし続けた私だったが、「求めよ、さらば与えられん」と信じているその説得者の執念深いアタックに流石に私も根負けし、「じゃあ、聴くけど、経営者さん、あなたは、、、」という感じで前述を切込み質問をした。ところがナント、逆に私が釣られてしまった。質問への回答は決して特別素晴らしくカッコイイというものではなかったが、仕事における「ビジョンの共有化」に火がついてしまった私は、その時同じ方向に向かって動き始めてしまった。

経営者・取締役・トップエグゼクティブと呼ばれるポジションを対象とした経営プロジェクトを担当する場合、私は「ビジョン」をそのテーマとすることが多い。どんなプロジェクトでもテーマをその方向性の中心に置く、つまり徹頭徹尾そのテーマが関連・関係しているという意味をもってである。不思議なことにその語源とその変化や発達に、「見張る、知識、指導者、聡明な、姿、像、観念、見る、知恵、偶像、万華鏡、機知、思想、眺め、査証、見通し、助言、供給、監督する、見渡す、視力、そしてビジョン」という言葉があることは興味深いと思う自負する(190号参照)。

職場で人を採用する時、新しいプロジェクトに取り組む時、プロジェクトティームが組まれた時、プロジェクトや仕事を頂いた時、同僚にも、部下にも、上司にも、はたまた時にはお客さんにも、そして勿論自分にも、「ビジョン」を聴かせてくれとせがむことがある。カッコイイことを聴きたいんじゃない。どこか自分の中で、向かっている方向を互いに確認し合いたいという思いがあるのかもしれない。元旦に思いめぐらした「さくらのビジョン」とキーボードを叩く、、、すると「美女ん」と出てしまった、さくらのビジョン???、「さくらは今年もさくらになりたい、、、」それが美女に生まれなかったさくらの美女んヨ!?、ハチャメチャさくらの独り言。

sakuratsubomi@earthlink.net

川 柳 & コ ン ト (東京・成近)

( 川 柳 )

町工場の専務で妻で子の親で

一徹に妻の手綱の伸び縮み

女房の負けるが勝ちに操られ

仲人の嘘も時候のフルムーン

白菜を漬けて今年も妻達者

( コ ン ト )

「選挙の年」

♪もういくつ寝ると〜   −代議士

「北方四島」

辞任で ふりだしに戻る  ーエリツイン双六

「日本からコメ数十万トン」

空手形で支払った    −北朝鮮

(東京・成近) E-mail kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp

健康のお話   −2000年のご挨拶−

皆様、大変遅れましたが、2000年おめでとうございます。

本年も旧を倍してのお付き合い、宜しくお願いいたします。

雑貨屋190号は、さすが西尾さんの登場でハイレベルな、新年にふさわしい内容でしたねーっ。

しかーし、今回は僕のお話しでお付き合い願いまーす!

いやー、今年のお正月もミレニアムの年という事でゴロゴロ寝てようと思っていましたが、日本から友人が来てましてアチコチ引きずり回されてました。

そこで、行く所行く所、いろんな方との出会いがあって結局よかったなぁー、っと思ったお正月でした。

人間って人と出会う事でパワーアップするんですねぇー。

だがしかーし、我々は、もし嫌いという印象が強い人と会うとその人の言動、行動一つ一つ全てが嫌いになっちゃいます。

またその反対にその人を好きになったら、その人のする事全てが好きになる。

本来なら、人と出会う時にはいつも白紙の状態で出会わなければならないんですが、出会った瞬間にその人を自分なりに判断してしまいます。笑いかた、ヘアースタイル、洋服のセンスなんかで、瞬時に自分の嫌いなタイプとイ

メージをダブらせちゃう事があります。

そんな印象でその人に関わっていくと、最初の出会いからすでにギクシャクしていくんですねー。

だからといって、白紙で出会った瞬間から、それ以降を減点していくのではなく、プラスしていく事が大切。

そうする事によって、本当にその人が人格的にも素敵な人になっていく。

それを実施するには『あの人と仲良くしなければ..』とか、『あの人を好きにならなければ..』などど意気込まない事です。

『あの人はどうも合わない。』と思ったら、『そうだよな、合わないよな。』というように、まず自分を納得させる事が良いと思います。

人間って、人と戦っているようでも、実は自己との戦いなのではないのでしょうか?..っという事は、その人の、自分が嫌いな所を思いっきり書き上げ、『そうそう、だからあの人とは合わないんだ。』

と、まず自分自身を納得させる訳です。そして、そのあと、その人の良い所を思い出し、また書き上げる。ちょっと違った角度で見るとよーくわかります。

それを何度も読み直す。そうすると、あらあら不思議、見方が少ーしずつ変ってきまーす。

人間には好き嫌いや相性が必ずあります。

しかし、合わない波長を上手に合わせていく、プラス思考のイメージが大切ですねぇ。

我々人間が一番困るのは、病気ですよねぇ、だから健康産業がはやり、医療機関もはやり、そのために皆さんお金を稼ぎ、稼ぐ事に必死になって、結局病気になっちゃう、しかし病気はお金をつぎ込んでも治らない事が多い..。

結局、健康ですごすというのは精神的にも充実し、みんなに良いイメージで接し、みんなも良いイメージで接してもられ、そうしてお互いに心が和めば、お金なんか掛け

ずに出来る事ではないのでしょうか?

迎えた2000年代は、『物質』よりも『精神』の時代になる様な気がします。

人間ひとりひとりの持つイメージが、健康までも左右するという事が一般的にもっともっと受け入れられる時代になるんじゃぁないかな..っと。

なんだか昨年最後の健康のお話しとはかなりギャップがありますが、せっかく2000年代最初だから、ご挨拶かわりに、って事で、皆さん嫌がらずに、今年も宜しくお願いいたしまーす。願いいたしまーす。

makita@ginga.net

一口コラム

一口コラム:「コント、読み違い??」

(その25)辰 年

 新しい年2000年の元旦を迎え、目がさめて私が今年最初にした事は、顔を洗う事でもなく、新年の挨拶をする事でもなく、雑煮を食べる事でも、お屠蘇を飲む事でもなく、それはコンピュータが正常に立ち上がり問題ないかを確認する事でした。そして普段と何も変わりなく私のパソコンが正常に“立ちあがり”、ようやく安心しました。

 そう言えば今年は十二支の内の“辰(たつ)”の年にあたります。元旦を迎え、パソコンが無事に“たつ”のを先ず第一に確認するなんて、考えようによっては“たつ年”の仕事始めにはふさわしかったのかも知れません。

 “辰(たつ)年”の今年は、過去の悪弊を“絶つ(断つ)”、正義のために“立つ(起つ)”、希望に向かって“発つ”、目的を“達成”する。・・・ そんな一年が“経つ”ようにしたいものです。

(豪邸が“建つ”なんて夢をみても、どうせダメで、結果に腹が“立つ”のがオチだからやめておこう)

―― 羅府の庄助さん ――

編集後記

今週はお正月休みの関係で土曜日が出勤だったので、雑貨屋の発行も遅くなってしまいました。とは言っても、サウスベイ、いやアメリカの読者の皆さんにとっては前より早くなっていると思います。ということは、投稿者の皆さんに負担がかかっているのではないかと、ちょっと心配しております。気楽にお願いしますね。(これってプレッシャーだったりして。)

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Zakkaya Weekly No.191

雑貨屋 店主 大西良衛 ronishi@earthlink.net