Zakkaya Weekly No.187

Ryo Onishi       12/12/99  バックナンバー HOME

雑貨屋のひとり言

サウスベイとはなにもかも違う生活が始まりました。見るもの聞くもの、すべてが新鮮で、まるで外国に来たみたいです。

12月6日より新しい職場である人事部に出社しました。慣れない職場環境で少々戸惑っていますが、元気に出社しています。

会社では懐かしい人に会います。そして会う人がおんなじ質問をします。「いつ帰ってきたの?」「何年アメリカにいたの?」「なんで日本に帰ってきたの?」「家族は?」「どこに住んでるの?」そして「何で人事部なの?」といった具合です。雑貨屋ファンも結構いることがわかりました。とてもうれしく思っています。

12月9日、大阪で高島さんと久しぶりに会いました。そしてサウスベイから来られた能智さんとも会いました。サウスベイの大阪支部をつくろうという話で盛り上がりました。(R.O.)

あまり 知られていないL.A. 観光スポット(62)

Roy Rogers・Dale Evans Museum

“King of The Cowboy”または“歌うカウボーイ”ともいわれた往年の西部劇の大スター、Roy Rogersと彼の夫人で“Queen of The West”と謳われたDale Evansの実績、記録、コレクションをまとめたミュージアムです。

 Roy Rogersが活躍したのはアメリカ西部劇のひとつの全盛期であった1940年、50年代であり、彼はこの頃年間平均6本の映画に出演し、1950年代には世界中に2000もの彼のファンクラブが出来たほど人気があったのだそうです。

 また1951年から夫人のDale Evansと共にテレビで、“The Roy Rogers Show”を6年間続け、二人は“最もポピュラーなカウボーイ・カウガール”として人気を博しました。

 アメリカ西部の面影を残すVictorville市の広々とした環境の中、フリーウエイ#15号線沿いにあるこのミュージアムは1976年に完成し、それまであったApple Valleyから移転してきました。

 建物の外観は典型的な1850年代の砦スタイルとなっており、まさに西部劇の中といった雰囲気です。

 正面入り口前には、Roy Rogersの愛馬“Trigger号”の像が前足を高くあげた得意のポーズで来館者を迎えています。

ミュージアムの内部はまさに西部劇の世界です。

 内部はいくつかの部屋に分かれており、それぞれに“Family Room”、“ Roy and Dale Story Theater”、“Saddle Room”、“Animal Territory”、“Along the Trail”、“Career Gallery”などの名前がついており、馬具、楽器、衣装、写真から“The Smartest Horse in The Movies”と謂われた愛馬“Trigger”、“Trigger Jr.”の剥製まで展示されています。

 また彼ら夫妻のゆかりの品物や、子供の頃からのコレクションも沢山見ることも出来、当時のアメリカ文化を学ぶことも出来ます。

 なお、Roy Rogersは昨年(1998年)87才でこの世を去りました。

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  • 住 所 : 15650, Ceneca Road, Victorville, CA 92392

  • 開館日 : 毎日(但し、X'mas Day, Thanksgiving Day, Easter Sundayは休館)

  • 時 間 : 9:00AM〜 5:00PM

  • 入場料 : $7.00(大人)、$6.00(13〜16才)、$5.00(6〜12才)、 $6.00(65才以上)

  • Web Site:http://www.royrogers.com

行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)

FWY#91(またはFWY#60 / FWY#10)を東へ、FWY#15を北へ(Barstow方面へ)。

FWY#15を約55マイル(FWY#60からの場合は約45マイル、 FWY#10からの場合は約42マイル)北上し、Roy Rogers Dr.でFWYを降りる。

FWY を降りたらRoy Rogers Dr.を左折。

Roy Rogers Dr.を約1マイル進み、Civic Dr.を再び左折すると正面に Museum の建物が見える。

全行程 ;(Torrance方面からの場合)約100マイル、ドライブ約1時間30分。

河合 将介 (skawai@wakao.com

さくらの独り言 「待つがクリスマス-その3」

 この時期になると、ただでさえうるさいCMはそれに輪をかけたクリスマスソングまがいの音楽で一杯になる。テレビもラジオのCMも、うんざりする程である。街はこの音楽に追い立てられる様に日に日に慌ただしく、待ち行く人はクリスマスを待つというより、「クルシミマス」と言い合い、せわしく通り過ぎる様でもある。クリスマスを楽しく静かに待つアドベントの過し方はなかなか難しいものである、、、とブツブツさくらの独り言。

「松の木ばかりがまつじゃなし、貴方を待つのもまつのうち?」、「街の明りがとても綺麗ね、横浜、ブルーライト横浜?」、「星は何でも知っている、夕べあの子が泣いたのも?」っと、さくら紅白対抗歌合戦前座版が飛び出すのは、そんなCMにうんざりした運転中の私である。聴いているラジオ番組がCMになるや否や、私は「待つ(松)、明り、光、星」といったアドベントにちなんだ歌詞を持つ(もじった言葉を持つ)懐かしのメロディーを思いだし歌う。クリスマスに全く関係のない歌であるが、この独りゲームもなかなか面白い。うるさいCMに対抗した程度の低いゲームである。

クリスマスを前に私が今こよなく待っているもの、実をいうとそれは「雪」である。真っ白い、真っ白い雪を待っている。真っ白い雪が深々と降ると、街は一斉にまるでこの世から音が失われたかの様に、静かな静かな時となる。CMソングも買い出しに急ぐ車の慌ただしさも、みーんなが静かな時となる。街が一斉に眠ってしまったのかと思われる位にだ。そんな時、だれひとり残らず、みなが等しくアドベントの中にいるんだと思えて、平安になる時がある。

異常気象続きで温暖な冬を迎えたここ中西部の、私の住むここルイビル(KY)では、今冬未だ雪が降らない。これは非常に異常な事だ。それでも暦は日に日に薄くなり、同時に人は慌ただしい毎日を過ごしている。こんな時「真っ白い雪」が深々と降ってくれたらなあ?と、モスラーを呼ぶピーナッツの真似をして雪やこんこんを歌いながら雪を呼び、ついでに自分もコンコンと止まらぬ咳で苦しんでいる風邪ひきさくらの独り言、、、。


川 柳 & コ ン ト (東京・成近)

( 川 柳 )

生涯現役通す一病なだめつつ

鬼も年取って金棒持て余し

テープ巻き戻すと夢の弾む音

脳死宣告まだ温もりが脈がある

花吹雪延命治療よしとせず

( コ ン ト )

「売り上げ好調の発泡酒」

うまみがいまいち   ー酒税

「H2計画大幅変更」

宇宙は遠かった   ー宇宙開発事業団

宇宙は高かった   ー国民

「皇太子妃雅子さま ご懐妊」

やっと嬉しいニュースが入りました

ー日本の十大ニュース

(東京・成近) E-mail kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp       

マキちゃんの健康のお話 

−コワ〜イお話しPart2−

 以前、雑貨屋143号でお話しした【コワ〜イお話し】って皆さん憶えてます?

今回は、そのパート2。

最近、巷で騒がれ出している食品添加物。

これは400種類にも及ぶらしく、人間の身体に害の無い物は一つもないのだそう。

分かりやすいのが防腐剤や着色料。

アメリカは見た目に身体にワルソ〜な派手な色したお菓子が、たくさーんありますねぇ。

お菓子で最も多く使われている人気原料が砂糖。

砂糖の摂り過ぎは成人病、脳溢血、心臓病、リュウマチ、糖尿病、ゼンソクの原因ともなります。

そればかりか、心筋梗塞の原因にもなっているですってーっ、コワイコワイ。

小学校に入るまでに虫歯になってる子供を沢山お見掛けしますが、これも砂糖がほぼ原因。

っということはーっ、目に付く部分、すなわち歯がむしばまれてるってなると、目に付かない部分、骨もむしばまれてるという事になーる。

子供の骨は元来、弾力性があって骨折し難いはずなのに、最近の子供はスーグ骨を折る。

だから、親達はカルシウムをウンと取らします。

がーっ、砂糖は体内に入って血液を酸性にし、そうなった身体はバランスを取ろうとしてカルシウムを消耗するのですが、そのカルシウムは骨に多いので、骨からも取られ、もろくなっちゃうんですねぇ。

これじゃぁ、せっかくの日頃の努力もイタチゴッコ。

腸の動きも鈍らせちゃう。

地鶏の卵は黄身が濃くて、こんもり盛り上がっていかにも栄養がありそうです。

だがしかーし、値段が高い。

結局養鶏されているニワトリの卵を買っちゃうんですが、この卵にも問題があるのです。

養鶏されているニワトリは鶏舎に入れられているから運動なんか全く出来ず、病気になりやすい。

その病気の予防の為に抗生物質を与えられ、精神、神経安定剤までいれてるんですってー!

こういう薬が当然、卵に入ってきちゃうわけで、普段、農薬や添加物なんかを気にしていても知らず知らずのうちに食べているって事になりますねー、あーコワイッ。

皆さん、せめて食べるものくらいはケチらず、身体に余り悪影響のない食生活を心がけましょう。(ケチっているのは僕だけかー?!) makita@ginga.net

一口コラム

一口コラム:「コント、読み違い??」

(その21)上 々 予 備 軍 ?

 文章を作ればいつも漢字転換ミス他、間違いをしでかす私自身のことを棚に上げて、またまた他人様のミスタイプのあげ足とりで気がひけますが(他人のアラはヨク見えるものです)、12月4日付けのYomiuri On-lineのニュース見出しに「東証、上々予備軍の企業の組織化目指す」と出ていました。

 内容の概略は、東京証券取引所が株式公開を目指すベンチャー企業などを集めた交流組織を設立し、東証への上場誘致やベンチャー企業の支援活動を展開することになった、というものでした。そして「これは新たな組織を作ることによって、東証への上場予備軍の企業を囲い込み、激化している市場間競争に勝ち抜く狙いもある」とありました。

 どうも前述見出しの「東証、上々予備軍の・・」は、「東証、上場予備軍の・・」のミスタイプ

のようです。

 「上場予備軍」が「上々予備軍」で良かったですね。これが「冗々予備軍」や「擾々予備軍」だったら困りますからね。

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(注);【冗々:ごたごたとわずらわしいさま(角川・新字源)】

   【擾々:ごたごたとみだれるさま(同上)】

―― 羅府の庄助さん ――

編集後記

インターネットのお陰でどこにいても、皆さんが身近に感じられてうれしく思います。さくらさんが風邪を引きながらも、原稿を送ってくださいました。ありがとうございます。もう良くなりましたかー?

読者のみなさんも風邪を引かないようにしてくださいね。

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Zakkaya Weekly No.187

雑貨屋 店主 大西良衛 ronishi@earthlink.net