Zakkaya Weekly No.183 Ryo Onishi 11/18/99 バックナンバー HOME
雑貨屋のひとり言
日曜日に発行されるはずの雑貨屋が発行されなかったので心配された方もおられたのではないでしょうか?実は先週木曜日(11/11)から一週間、メキシコ、トロント、インディアナポリス、デトロイトと出張に出かけていて、今日(11/18)ロスに帰ってきたものですから発行が遅れてしまいました。申し訳ありませんでした。
駆け足で各地を回りましたが、飛行機に乗る時間が長く、つくづくこのアメリカは広いなあと思いました。7年ぶりに訪ねたトロントは、雪が私を迎えてくれているようでとても懐かしかったです。
先週の火曜日に引越し荷物の第一便を出したので、家の中がガランとしています。帰国の日が迫ってきたなあと言う感じがしています。正直云って、長いこと住んだ、この素晴らしい(いろんな意味を含んでいます)サウスベイを離れるのはさみしいですね。でも私達にはまた新しいチャレンジがありますので、そちらもワクワクしています。(R.O.)
あまり 知られていないL.A. 観光スポット(61)
パモナにあるロサンゼルス・カウンティ・フェアグラウンド敷地内のにある常設の特殊スポーツ・カーを中心とした自動車ミュージアムで、1998年4月にオープンしました。
28,000 平方フィートの広さを誇る建物内展示場にはアメリカのモーター・スポーツを代表する各種の珍しいスポーツカーが展示されています。
モーター・スポーツ狂はもちろんの事、モーター・スポーツに無知な人から子供まで特殊スポーツ・カーのオンパレードには思わず目を見張ること間違いありません。
ミュージアムの名前についている“NHRA”とは“National Hot Rod Association”の略で、
“Hot Rod”とは手許の英和辞典によると、『≪米俗≫高速力を出せるように改造した(ぼろ)自動車』と書いてありました。ただし、このミュージアムに展示されている車に関して言えば、とても(ぼろ)とは言いがたく、すごい車ばかりです。
Hot Rod による自動車のスピード・レースである“Drag Race”の歴史においてスピード記録を更新し、輝かしい戦歴をを残した数々の名車をはじめ、“Drag Race”にまつわる写真、トロフィー、ヘルメット、ユニフォーム等々を目の当たりにする事が出来ます。
このミュージアムはL.A.・カウンティ・フェアグラウンド敷地内にあるので、ここを訪れたついでに遊園地、観覧車、ロープウエイ、その他催し物などを同時に楽しめます。
また、L.A.・カウンティ・フェア開催期間などを狙って出掛ければ、もっと楽しい時を過ごす事が出来るでしょう。大人から子供まで皆で楽しめるところです。
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1101, West McKinley Ave, Pomona, CA 91768
(2)その他の時:水曜日 〜 日曜日
(3)Christmas、Thanksgiving Day は休館
(2)その他の時:大人$5.00、シニア$3.00、
ジュニア(6〜15才)$3.00、5才以下は無料
行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)
(1)FWY #110(北) ― FWY#10(東)へ。
(2)FWY#10(東)へ進み、FWY#710、FWY#605、FWY#57 をすべて通過し、White Ave. で降りる。
(3)White Ave.で降りたら、Burdick Dr.を左折、すぐのWhite Ave.を再左折、フリーウエイの下をくぐり、直進約0.4マイル、McKinley Ave.を再び左折、すぐ右側にある
シェラトンホテルの先、Los Angeles County Fairground の中に Museum の建物が見える。
(4)全行程 ;(Torrance方面からの場合)約50マイル、ドライブ約1時間20分。
河合将介( skawai@wakao.com )
さくらの独り言 “To Know Me Is To Love Me
”私が最も好きな英語の文は
“To Know Me Is To Love Me”。今は私の旦那となり、ついでに言語学者にもなってしまったその人が、未だ大学講師だった頃、講義中の例題として使用した文の1つ、私が彼の姓も知らなかった約12年近く前のことである。私はこの文が大好きになり、ゆえに至る所で使わせてもらっている。特に私が州立大学で日本語101〜202や異文化理解を教えていた頃、私は必ずこの文に触れた。直訳はまるで恋文の様な「私を知ることは、私を愛すること」だが、これにはもっと違うしかも深い意味があると思ってきた、さくらである。“To Know Me Is To Love Me
”、この英文を日本風に説明すれば、不定詞の名詞的用法、基本文型でいうところの第2文型(S+V+C)である。ところがここアメリカでは、不思議な事にこのシンプルな一文が「ことわざ」の如く使われていたらしい。この原稿執筆に当たり調べてみると、私が生まれる前の1958年(ホントだってばっー!)、Philip Spectorという人によって書かれた詞”To Know You Is To Love You”が、彼のバンド”The Teddy Bears” や”John Lennon”により歌われてポピュラーになり、その後人々はこのYouをMeやHimに換え、流行語のひとつとして使ったらしい。私が担当した異文化理解や日本語101〜202の授業はいつも、きまってこの ”To Know Me Is To Love Me
”の話を導入にして始まる。その話を要約すれば、「この一文から、どんな業界であれまたどんな職種であれ、仕事やそのサービスの根本、又は学術研究の原点の意味を考えることができる」ということ。それは「相手を知ろうとする − 向かい合おうとする」ことであり、それは「同時に自分を知る」ことになり、更に「自己成熟への鍵にもなる」ということだ。経営発展には、まず自分のサービスを知ることと顧客のニーズを知ることが求められる様に、何事も原点は自己理解あっての他者・他文化理解だと思っている。だから私の授業のゴールは「受講者が単に日本文化を知りAを取ることを目指すのではなく、この授業から自己や他者そして日本や日本人と出会うことを、夫々が夫々の角度で触れ学び活かす機会とすることができる」ことだった。そしてこのゴールの達成度は、学期終了後に彼らと再会する時初めて、教師自ら知らされるものだった。Ph.D.を取得していない私が州立大学でこんな経験ができたこと、それはその大学の副学長Dr. Atnip自身が”To Know Me Is To Love Me”(言い換えれば" To Know You Is To Love You")方針で私に向い合ってくれ、多大なサポートしてくれたおかげだ。数少ない私の財産のひとつであると、今でも感謝してる。今月初旬、私と仕事を共にするメンバーのアメリカ人6人が、初の日本訪問を体験した。訪日に向けて何かアドバイスをと言われ「旅をエンジョイすること、五感とハートで日本を体験すること、日本人の友人を得ること、そしてこれらはすなわち私の大好きな言葉、”To Know Me Is To Love Me
”ということなのだ」とe-mailした。彼らと旅を同行した日本人の報告によると、「彼らは本当に色々な事にトライした。誉めてやって欲しい」ということだった。日本から帰ってきた彼らがオフィスで私とすれ違う時、”We love you 〜”とちゃかして言う。私はそんな彼らに” I hate you〜”とちゃめっけで言い返す。そんな私は、訪日前後の彼らに大きな違いを観ることができる。それは「日本・日本人・日系企業」というものへの関わりや姿勢に、今大きな変化を起こそうとする彼ら自身の息吹だ。彼らは日本でいい出会いをしたのだと、その確実な賜物を彼らの背中に感じながら、私の母国日本に心から感謝する、、、さくらの独り言。川 柳 & コ ン ト (東京・成近)
( 川 柳 )
追い風に乗ったつもりの乱気流
七人の敵に素顔は見せられぬ
裏切りの言葉憮然と聞くばかり
善後策缶コーヒーが冷めている
賽は投げられたやる気が火を掴む
( コ ン ト )
「秋の叙勲」
思わず袖の下から手をだした ー元灰色高官
「巨額の赤字国債」
゛兆゜迷惑 ―子孫
「二分半に一組離婚」
二行半でいいわね ―三下り半
(東京・成近) E-mail kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp
マキちゃんの健康のお話
−自然を利用した健康療法のお話し−
皆さんも一度は経験したでしょう“海水浴”。
スイカ割ったり、砂遊びしたり、目の保養をしたり?
そのなかでも大人になってしなくなってしまった事で、“首だけ出して砂に埋まる”っていうのがありますねぇ。(生まれて一回もした事無いっていう人もいるのかな?)
実はこれ、身体にすばらしい効果をもたらす健康法なのです。
っということで今回は『砂療法』のお話し。
砂の中に2時間位入っていると、物凄ーく臭いガスを発散します。
一人二人の少数では気が付かないんですが、50人位の大勢に砂をかけて手伝っているうちに頭が痛くなってくる程なんだそう。
入る時間は、長ければ長い程良くて、朝8時頃から夕方4時頃迄の8時間位(!)入ると相当の効果があるんですってー。
8時間も入っているためには、日除け装備を万全にしなければ日射病になって、一体何のために入ったのか分からなくなっちゃいます。
入りかたはというとーっ、
頭の方をなるべく高くして、お尻のあたる所を深く掘って足を少しまげて開き、手はお腹の上にまげてゆったりと置いた姿勢で砂をかけると長時間でも疲れません。
なるべく肌を砂に直接つけられるように、露出度の大きい水着が良く、本当は裸が理想的。
初めての方は、入っているうちにアチコチが痒くなって苦しみます。
これは、砂が毒素を吸い取ろうとして新陳代謝は黙然と良くなるんですが、皮膚の俳気口は準備が整っていないので毒素を出し切れておらず、内部からは、毒素を出そうと頑張ってくるのでムズムズ始まるという訳。
内臓器官に病気を持っている人ほど辛いそうで、逆に健康な人はスムーズに毒素が出てくれるので安眠できます。
食事はなるべく抜いた状態がベストです。
しかし、注意が必要なのは、水分。
水分は、つとめて補給が大事です。
イッペンに飲まず、チョビチョビ飲むのがコツ。
砂から上がるとスポーツした後の様な壮快感がありますが、毒素はしばらくはドンドン出ています。
眠気もあって、その日はよ〜く眠れます。
一方、胃腸が弱い人や便秘ぎみの人は、吐き気や頭痛が出る事も有りますが、これは好転反応なので、ご安心を。
この『砂療法』、どんな病気でも、やったら良くないというのもは一種類もなく、非常に安全な療法で、健康な人でも一年に一回これをやって毒出しをしてやれば、鬼に金棒となります。
『砂療法』は、やればやるほど効果は大きく、時間も長ければ長いほど良いんですってー。
ただし、一度入った砂は毒素で汚れているため、次に入るときは2メートル程以上離れた場所に入りましょう。
『砂療法』は、我々現代人にとって、疲れた心の癒しにもなり、身体に溜まった公害物質をせっせと掃除してくれ、しかも寝てるだけで良いだなんて、至れり尽くせりのスバラシイ健康法なのデース!
だがしかーしっ、シーズン外れナノダーッ!!(..失礼しました、また来年..。)
一口コラム
「逆転発想もまた楽し」
(その46)自 己 紹 介
私は「羅府の庄助」と申します。性格は内気、鬱で無口の自閉症です。最近、失語症と対人赤面症も併発し、他人(ひと)さまの中へ出るのがますます苦痛になって苦しんでいます。友人達は私があまりにも無口でおとなしいので、私のことを陰で「歩くお地蔵さん」とか「ジミー(地味)ちゃん」なんて呼んでいるようです。私もそんな呼ばれ方が自分にぴったりの感じがしています。―――
あれっ!、「逆転発想」のコラムになんで、私は本当の自分を素直に書いてしまったのだろう?―――
羅府の庄助さん ―――「コント、読み違い??」
(その17)性 格 は 正 確
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「僕はいいかげんな正確なんでねえ、あまり期待しないでくれたまえ」
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“正確”だったら“いいかげん”な筈はない。“いいかげんな正確”とはどう解釈すればようのでしょうかね。
(もちろんこれは、“いいかげんな性格”の間違いだったようです)
―― 羅府の庄助さん ――
編集後記
今月24日に全ての荷物を出してしまうので、インターネットができなくなります。29日にロスを発ち30日に日本に着くまでまったく何もできません。雑貨屋の発行も少し遅れますが、日本から必ず発行しますのでご了承ください。雑貨屋のバックナンバーは下記でご覧いただけますのでどうぞ。
http://home.earthlink.net/~ronishi/zwback.htm
Zakkaya Weekly No.183
雑貨屋 店主 大西良衛 ronishi@earthlink.net