Zakkaya Weekly No.181

Ryo Onishi       10/31/99  バックナンバー HOME

雑貨屋のひとり言

 夏時間から冬時間に戻りましたね。アメリカにお住まいのみなさん、約束の時刻を間違えたりしませんでしたか?ずいぶん前のことですが、時間が変わる日に、接待ゴルフを設定しました。約束の時刻になってもその人が現れず、やきもきしていました。しかたなくクラブハウスに時刻を確かめにいったら、サマータイムから冬の時間に変わった日だったんですね。一時間早く来ていたので問題無かったのですが、問題はその次の年も、同じことをやってしまったんです。実は今日も一時間早く起きてしまいました。

今日、サウスベイマネージメントセミナー主催のゴルフ大会に参加させていただきました。なんと木下さんと私が、イーグルを出しました。残り少ないサウスベイでの良い思い出になりました。それにしても今日は暑かったですね。(R.O.)

Y 2 K対 応 備 蓄

1900年代も余すところ2ヶ月となりました。

 コンピュータの誤作動による不測の事態、所謂Y2K (コンピュータ2000年問題)は関係者による最後の追い込み対応の時期に入ったようです。

 でもこれら一部関係者は別として、私達一般生活者にとっては実際に2000年1月1日を迎えてみないと、どんな事になるのか、何をすればよいのかさっぱり見当もつきません。

私はもともと楽観主義を旨とする人生を送っていますので、現実に2000年1月1日に一部のコンピュータの誤作動があったとしても、日常生活に重大な影響を及ぼすほどの結果にはならないと確信しています。

とは言うものゝ、これだけ大きな話題として世界中を騒がせている問題が人の心理にまったく影響を及ぼさない筈はありません。事ここに至って私達が心配し、恐れるべきはコンピュータの誤作動自体の問題よりもむしろ人々の心理パニックではないでしょうか。

 年末ぎりぎりになってY2Kに絡めて不安をあおり、世の中の空騒ぎにつけ込んだ一時的諸物価の便乗値上げなどは充分ありうることだと思います。

実は我が家もここでY2Kに備え、今のうちに最低 2〜3週間分の生活必需品の特別備蓄をしておく事を決めました。特に食料(缶詰、米、保存食、水、など)や日常必需品を中心に普段より少し余計に購入・保存しようと言う訳です。そうすれば、ぎりぎりの年末になって予想される便乗値上げの被害から少しは免れることが出来るのではないかと思うからです。

でも考えてみれば、私のような考えの人間が多数になると、そこにつけ込む便乗値上げが発生する訳で、そもそもこんな考えこそが便乗値上げを誘発する元凶と言う事になりそうです。(反省?!)

新聞報道によると、アメリカの通貨と景気の元締めであるFRB(米連邦準備制度理事会)議長のグリーンスパン氏が10月15日の講演で、Y2K(コンピュータの2000年問題)について、「主要な対策はほゞ完了したが、残された最大の不確定要因は消費者の反応だ」と述べたそうで、消費者心理の予測についてはFRBの議長でさえ頭を悩ませているようです。

FRBは国民がY2Kに備えて年末に現金をいっせいに銀行から引き出す事を予想し、その対応策として紙幣の増刷をしていると聞きました。例えばアメリカ国民が一人平均$500ずつ余計に銀行から現金を引き出せば1000億ドル以上の現金が必要になる訳で、それだけドル札を増刷しなければならない訳です。

 日本でも政府が中心になって、年末年始の国民の注意・点検事項として、食料や水の備蓄ほか不要不急の電話、インターネットの利用自粛、コンピューターウイルスへの注意喚起などをまとめ、小渕首相がテレビなどで国民に注意を呼び掛けると新聞に出ていました。

日常生活必需品に関しては、理屈はともかく年末になる前の今のうちに多少は備蓄をしておくことが(便乗値上げを誘発する元凶と言われようと)やはり賢明な事と言えそうです。

Y2Kをクリヤーすれば、希望に満ちた2000年代が待っていてくれると信じ、明るく生きるのもそう簡単ではなく、楽じゃあないようです。

河合将介( skawai@wakao.com )

さくらの独り言 " This is my box ! "

今は亡きオッサンこと三本松さんが教えてくれた語録は、人に話せるものだけでも大した数になる。「お前ね〜」とあの低音魅力で始めるオッサンの語りの、その口調はまるで「寅さん」であり、私だけのオッサンである。彼はいつも「ばかだね〜お前は」と、まるで寅次郎が「さくら」に言って聞かせる様にして、沢山の名言を吐き残してくれた。叱られる事が多かったオッサンとの会話もe-mailも、今はもう過去のものだけど、おっさんの名言集(玉三郎仕込みを含)を思い出しながら、まるでオッサンが今ここに居る様に、私も旦那も吹き出してしまう。私以上に旦那は、あの侍の様なオッサンが、そして彼のセンスが大層好きだったらしい。

「いいかい、さくら、お前も仕事上NYでバーに行くこともあるだろうから、オッサンの云う事をよーく覚えておきなさい。いいかい、『そっとおやすみ』の曲がかかったら、帰り支度をするんだよ。その時"もし"人に誘われたら『私、人妻ですからっ』ってさりげなく言うんだよ、いいね!」っと教えてくれた。残念ながら私がNYでバーに行く時は何時も、"魅力的な女性"の上司が一緒だから、あまりこの助言は役に立たず(私には使うチャンスがなく)、試しに我が家で使ってみたが、これもゼ〜ンゼン役に立たなかった(当然?!)。「もし」と付け加えたオッサンは先見の明があったに違いないと、今にして尊敬するさくらである。

寒い寒いと言いながら二人だけで海を観に行った今年1月。そのロマンチックな情景の中で始まる玉三郎仕込みのフランス語と韓国語レッスン。「あのさ、フランス語で、、、」とさくらの耳もとで囁くオッサン、長い沈黙、そして周りも憚らず大〜声で笑うさくら、それは漫画のひとコマの様に海に浮かんで消えた。その時「お前は発音が悪いね〜」と何度も何度も練習させられた挙げ句、「お前は才能も経験もない様だね〜」と言って見捨てられた。最後に「これをゴルフのパートナーに云って、相手の調子を狂わせるのだよ」と奥の手を教えてくれたが、ゴルフの下手な私には、今だこれを使う余裕もなく、結局役に立っていない(注:この仏語レッスンをご希望の方はさくらつぼみまでご連絡下さい)。

「これは私の十八番(お箱)です!」と青葉城恋歌を披露した私に対抗し、"This ismy box!"と言って氷雨を歌ったオッサン。最初何を言われているのか解らなかった私も、オッサンのペースに乗せられ沢山のお箱を披露した(単に酔っ払っていたさくら)。あれから未だ2年の月日も経たないが、私は20年間お箱だった「青葉城恋歌」を卒業し、「春よ来い」を経由して、今は「異邦人」をお箱としている。そして今オッサンは土の下のお箱の中。お墓参りをした時オッサンが、私の耳もとで誰〜にも知られずそっ〜と呟いた、"This is my box!"、美しい海の見える、素晴らしい墓地だった、、、「おっさんに会いたい!」、、、そんなさくらの独り言。

 Khr@earthlink.net

川 柳 & コ ン ト (東京・成近)

( 川 柳 )

血統書ないけどポチの芸達者

叱られたポチの目なにか言いたそう

ハチ公に当たりなさるな待ちぼうけ

土の香を知らずに猫の血統書

老猫がゴロリあくせくしなさんな

( コ ン ト )

「團伊玖磨氏に文化功労賞」

♪だーんさん だ―んさん おー鼻が高いわね

―ぞうさん

「94年から粉飾」

長期不信用銀行でした    ―長期信用銀行

「ダイエー日本一 バンザーイ」

―ホークス ファンですか

―バーゲンズ ファンです

(東京・成近) E-mail kawaiai@mx2.ttcn.ne.jp       

マキちゃんの健康のお話

−消火方法のお話し−

皆さんも一回は食べ過ぎ、飲み過ぎなんかがお有りの事と思いますが、その後襲ってくる不快なもの、『胸やけ』。

「あ゛〜、今日は゛胸がム゛ガム゛ガずる゛〜、だれ゛が〜、だじげで〜..」

っとなった経験、誰でも一回はお有りの筈。

そこでーっ、今回はーっ、『胸やけ』のーっ、簡単な解決方法をーっ、あっ、お教えいたしやしょう!(江戸っ子風)

まず『胸やけ』をおこすとやってしまう行動は、胃薬を飲んじゃう事。

そうすると確かにスッキリする時もあります。

しかし、これでは胃薬の力に頼った身体になっちゃう。

本当に退治するには自然機能の働きを生かして、自然に治る力を養うことこそ大切。

だから薬ではなく、食事療法。

『胸やけ』対処方法は、

・梅干しに番茶を一合そそいで飲む。

・大根おろしに醤油をかけて食べる。

・すりごまを良く噛んで飲み下す。

・焼きこんぶを良く噛んで飲み下す。

・古たくあん、なるべく古い梅干しを食べる。

等が効くそうで、いつも『胸やけ』のする人は胃潰瘍になりやすい体質をもっている人で、手遅れにならないうちに、食事をきりかえての体質改善が必要です。

粉末でも液体でも、酵素を飲むようにするのが良いそうで、梅肉エキスなんかも、効果大。

なんでもそうですが、『胸やけ』は、身体が危険信号を送っている結果、起きる症状なんですねぇー。

それを薬で押さえちゃうのはヤッパリ良くない事です。

ちなみに僕は、二日酔いがひどくて『胸やけ』するとき、以前に何度か登場している『酢』とお水をゴクゴク飲んで自転車乗って、ザブザブ汗かいてシャワー浴びてスッキリさせちゃう荒ワザをつかいます。

そうして、その後のビールがまたウマイッ!

..っとなって、また翌日二日酔い..。

どうやら僕の人生、この繰り返しがエンドレスに続いていく気がして不安です..。

makita@ginga.net

一口コラム

 「逆転発想もまた楽し」

(その44)巨 人 フ ァ ン

今年の日本のプロ野球は、遂に巨人のメイク・ミラクル・ドラマは実現せずシーズンは終了しました。

 本来、巨人ファンは、巨人の勝敗には関係なく“巨人ファン”であるはずです(私もなぜか幼い頃から“巨人ファン”で、今もなぜか“巨人ファン”です)が、でも最近の若い皆さんは心変わりが早く、「優勝しない巨人なんてバカみたい!、いつまでも巨人だけなんて言うのはもう流行(はやり)じゃあないよ」なんておっしゃる人も多くなり、巨人一筋のファンは肩身が狭くなっているそうです。

 そこで、こんな「逆転コント」を考えてみました。

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東京ドーム前の人ごみの中で、スポーツ新聞の記者が一人の若者に聞きました。

「あなたは巨人ファンですか?」

 聞かれた若者は「ここではちょっと言えません」と言って、記者の手を引き、人のいないところまで行き、記者の耳にそっとつぶやきました。

「はい、実は私は巨人ファンです」

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 東京ドームの人ごみの中で、ウッカリ「アンチ巨人」と言って、周囲の皆から袋叩きにあったら大変だ、と読者に思い込ませておいて、実は巨人はあまりにも人気がなく、人前で「巨人ファンです」と言えないほどだと、話をひっくり返すというわけです。

こんな事ってありそうな話ですね。

――― 羅府の庄助さん ―――

一口コラム:「コント、読み違い??」

(その15)児 童 販 売 機

 「日本では、缶ジュースや郵便切手だけでなく、日常のあらゆる物が機械にお金を投入するだけで買うことが出来ます。こういう“Vending machine”のことを日本語で“ジドウハンバイキ(児童販売機)と言います」 ――― オイ!オイ!、へんなこと書かないでヨネ!!。

―― 羅府の庄助さん ――

編集後記

引越しの準備をしています。毎日のように荷物の引き取り手が決まっていきます。なにか必要なものがあればご連絡ください。

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Zakkaya Weekly No.181

雑貨屋 店主 大西良衛 ronishi@earthlink.net