Zakkaya Weekly No.154

Ryo Onishi 4/25/99  バックナンバー ホームページ

雑貨屋のひとり言

  週末はゴルフにあぶれていたのですが、週末直前、北野さんにお誘いいただき、プレイできました。楽しくおしゃべりしながらプレイする、うーん、いいですね。長い間、手首が痛くてできなかったゴルフがようやくできるようになり、幸せをかみしめながら(ちょっとオーバーかな)ラウンドしました。

飛距離がでないのをゴルフクラブのせいにしないで、自分の腕を磨きたいと思います。でも練習のしすぎには注意します。(R.O.)

あまり 知られていないL.A. 観光スポット(46)

Rancho Santa Ana Botanic Garden

ロサンゼルス・ダウンタウンの東、San Gabriel Mountainsの南台地、標高1,350フィートにある86エーカーの植物園です。

 カリフォルニアには 6,000種類の原産植物があり、アメリカの他のどの州よりも豊富な植物相に恵まれているといわれています。

 この植物園はこれらカリフォルニアの貴重な植物を収集し、育てることによって専門家に研究の場所を提供すると同時に、一般の人々にも安らぎと楽しみを与えてくれる憩いの場所にもなっています。

 園内は大きく3つの区域(@、Indian Hill Mesa、A、The East Alluvial Gardens、B、The Plant Communities)に分けられ、それぞれ、カリフォルニア原産の樹木類、砂漠の植物、自然社会での植物群落の関係等わかりやすく、しかも専門的に学ぶことが出来るようになっています。

これまでに見た事もないような樹木も多く、例えばManzanitaという樹木は光沢のあるすべすべした茶色の幹を持つ“魔か思議な木”で、私は即座に“茶色のペンキ塗り立ての木”と勝手にニックネームを付けたほどでした。

 園内の樹木、草花には一つ一つ名札が添付され、名前を読んでまわるだけでも楽しいいものです。

 小鳥のさえずりが常に聞こえるこの植物園内には至る所に休息用のベンチが設置されており、植物園側の心遣いを感じます。

 この植物園は決して“お花畑”的な派手さ、明るさはありません。それだけに落ち着いた雰囲気の植物園と言えるでしょう。

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行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)

  1. FWY#91(東)― FWY# 710(北)― FWY#10(東)へ、Indian Hill Blvd.でFWYを降りる。
  2. Indian Hill Blvd.を左折(北へ)、約2マイル進み、Foot Hill Blvd.を右折(西へ)
  3. Foot Hill Blvd.へ入ってすぐ、信号機のない小さな道路の3つ目の道である College Ave.を左折(北へ)すぐの突き当たりが植物園の入り口。

(4)  全行程 ;(Torrance方面からの場合)約50マイル、ドライブ約1時間20分。

河合 将介 ( skawai@wakao.com

『まこさまの時流を読む』ーM$帝国崩壊の兆候

三本松 誠

人々の羨望かはたまた嫉妬がそうさせるのか、我等がビル君は何故か皆の嫌われ者である。ビル君個人もさる事ながら彼が率いているM$帝国そのものも業界でも、ユーザーからも嫌悪感をもって迎えられるというのは不思議な現象と云わざるを得ない。更に驚くべき事実はこれだけ人々に嫌われていても業界の雄として厳然とした地位を揺るぎないものにしているという事である。

M$帝国がウィンドウズにより築き上げたOS市場 の独占的支配体制にも近頃は陰りの兆候が見られるようになったと感ずるのは筆者ばかりではないだろう。どうやら洋の東西を問わず「おごる平家は久しからずや」というのは世の真理であるらしい。M$帝国に陰りをもたらしている暗雲の一つはLinux(注参照)によるものである。

無料のOSであるこのLinux の影響度については単にマニアックな人々に支持されているに過ぎないとかサーバーを立ち上げるような人々に利用されているだけだとか言われて来た。しかしながらここにきてIBM やHPがLinux搭載の機器を出荷するという事になり初めてその影響度が真剣に議論されるようになってきたのである。

こうしたLinux 搭載のIBMや HPの機器が売れる分は本来ならM$帝国の売上げに繋がった筈の売上げでありその分M$帝国の領地がLinuxにより侵食された事になる。IBM やHPの動きが決して気まぐれなものではないというのはLinux系ソフトの販売会社であるレッド・ハット・ソフトウェア社(本社ノースカロライナ州)が3月9日に行ったニュースリリースを見ても明らかである。

かねて同社に対する出資を決めていたインテルやネットスケープ社に加えてIBM、コンパック、オラクル、ノベルの4社が新たに出資をする事を決めたというのである。この一連の動きを見ているとLinuxがウィンドウズに対抗するOSとして成長する可能性を秘めている事が容易に想像出来るのである。米国内にはM$の市場戦略をめぐって根強い反ウィンドウズ・シンドロームとでも言える風潮があり今後Linuxが反M$陣営の中核として急速にシェアを拡大する可能性も出て来た。

(注)Linuxは1991年にフィンランドのヘルシンキ大学の大学院生Linux Torvals氏によって開発されたUnix互換のOSである。フリーソフトウェアとして公開され全世界のボランティアの開発者によって改良が重ねられてきた。他のOSに比べ低い性能のコンピューターでも軽快に動作する。また、ネットワーク機能やセキュリティーに優れ非常に安定しているという特性を持つ。

M$帝国にとっての二つ目の危険な兆候は絶好調のiMac やG3シリーズの売上げである。相当数のiMac やG3シリーズの購入層はウィンドウズユーザーであるというアンケートの結果も出ている。大金を出してアップル社の無議決権株を購入した見返りにオフィス98やIEでマックユーザーに食込もうとしたM$の企ては必ずしも成功しているとは言い難い。

むしろアップル社復活のために資金の提供をし、結果的に元気になったアップル社に地盤を食い荒らされるという事になっているのではないだろうか。とは言えM$にとってマックユーザーは無視出来ない存在であり、その世界戦略上どうしても友好関係を維持していかなければならない購買層である。M$の戦略としては今後ともアップル社とはアメと鞭ならぬ「アメのみ戦略」で対応していくのではないかと予想している。

M$城に忍び寄る三つ目の不穏な影はFTC(連邦取引委員会、日本の公正取引委員会に相当)による独占禁止法違反の調査である。抱合わせ商法による不公正取引により競争を不当に排除しているという容疑であり、今のところビル君最大の頭痛の種である。巨額の弁護士代やのみならずその結果によってはM$帝国の市場戦略そのものも根底から見直しを迫られるというものである。

法曹界の中からは巨大化しすぎたM$帝国の分割化という声も上がっておりM$帝国創業以来の危機とも言えよう。しかしながらこの独占禁止法違反の調査に関しては時世がビル君幸いしているように思える。前段で論述したLinuxの浸透やiMac やG3シリーズの健闘といった状況証拠は市場に公正な競争が存在しているという弁証に役立つものである。共和党政権下ではFTCの調査は沈

静化するというジンクスも我等がビル君を力づけている。世の保守的なムードにのって来たる2000年の大統領選挙では共和党が勝利すると予想する人が多い。ジョージ・ブッシュ・テキサス州知事が大統領になっても、はたまたエリザベス・ドール氏がホワイトハウスの主になっても、この独禁法違反の嫌疑は解決の方向に向かうのではないだろうか。

ここにきてネットスケープ社買収の承認を得たAOLやオラクル社などの反M$陣営の動きも活発である。さらにこの業界は動きが早いので昨日の友は今日の敵と云う事もまたその反対も当然ありうる。MPU市場を独占していると云われたあのインテル社の今日の凋落振りとAMDの活躍を誰が予想したであろうか。

一時は独占禁止法違反の嫌疑で司法省の格好のターゲットであったインテル社がAMDから追われる立場になろうとは、まさに動乱の戦国絵巻を見る思いがするのである。M$帝国を取巻く環境も激動を続けている。我々マックファンとしてもビル君の操縦振りを注意深く見守っていきたいものである。

さくらの独り言     「こだわり」

 「人は誰でも、何かを始める時もやめる時も、必ず何かこだわりを持っているものなんだよ、その人が意識してもしなくてもね。人はよく『そんなにこだわらなくてもいいんじゃない!?』なんて事を他人に言うが、いいんだよこだわって。こだわっていないと言っても、実は何かにはこだわっているわけで、それを意識しているか意識していないかの違いだけだからね。

でもね、重要なことは、そんな事でじゃあなく、『このこだわりでいいのか?』と『自分に問いかける自分』を持っているかどうかという事だよ、何かを始める時もやめる時も、、、」こう話してくれたのは、雑貨屋145号「真実と事実」に登場したKさん、5人の子供の父親であり、某会社社長、そして私の七夕恋人。彼とその家族との付き合いは、もう11年を過ぎ、そして彼がこの話をしてくれてから、かれこれ8年が過ぎた。

 「こだわる」は、「拘る」と書き、漢和辞典では「手でとらえとめる」、国語辞典では「気にして心がとらわれる」や「わずかのことに気持ちの上でとらわれる・かかずらう」と解かれている。私は漢和辞典の解き方が好きだ。なぜなら「こだわり」を、「自分の手で確かめようとする関係論的意思である」ことをポズィティブに解いている様だから。

 しかし、多くの場合「こだわる」行為は物事をマイナス化し、「こだわり」を持ち続ける事は、人間関係を複雑にする。「揚げ足を取る」という様な事もこだわる悪作用の一つだし、「けち」になるのもお金にこだわった結果のひとつでもある。だから私たちは悪い事態・暗い状況・不明確な状態に居る友人に「そんなにこだわらなくてもいいんじゃない?(大した事ではないわよ!)」と言ってしまい、こだわっているその人を否定し、傷つけてしまう。

大した事かどうかやこだわるべき事かどうかは、その当人のみが持っている価値観や基準によって違うという事を理解しない為に侵す過ちである。こだわっている人や自分に「こだわるな」という事で、実はこだわりをマイナス要因化する様油を注いでいるのである。「こだわるな」というよりは、「ドンドンこだわりなさい」と奨励する事は、時に、私たちが手のひらに持っている物とそうでない物を識別するいいチャンスになるかもしれない。

 「こだわる」行為がマイナス要因しか生み出さないと思い込んでいた私は、Kさんのこの言葉によって、視点をかえた。そして人に「こだわらなくてもいいんじゃない?!」と言わなくなった。それに代わり「そのこだわりでいいの?」と聞き返すよう努力している。

しかし時々私は、自分にはそう聞き返すことをすっかり忘れてしまい、こだわっている自分に振り回され、恥ずかしく思うことがある。そんな時は、自分の両手を広げて眺め、手のひらの中に何があるのかを確認する事にしている。

こだわりは『手にとらえとめる』こと、、、だから。すると、「なーんだ、こんな沢山のガラクタ、捨てちゃお〜っと」と時には思い、「この大切なものしっかり握り締めよう」と思ったりして、整理整頓をする。今「こだわり」についてこだわって書いている私は、「継続は力なり」という三本松さんの励ましにこだわって、毎週こうして独り言をつぶやいている、「このこだわりでいいの?」と問われても、「はい!」と確信をもって答え続けられる限り、、、、こだわり さくら。

マキちゃんの健康のお話  

「緊急特報。−花粉症のお話し」  

今回は『歯』のお話しをしようと思っていましたが、前回号の中に、大西さんの遠回しなお願いが有りましたので、「大西さんが花粉症に困っている記念」にちなんで? 『花粉症』のお話し。

せっかく春が来たというのに、喜ぶどころかかえって憂うつになる方も多いはず。

『花粉症』は、なった人にしか分からない不愉快なアレルギーですね。

さて、この『花粉症』、粒子が大きな花粉はあまり関係なく、風によって散布される粒子の小さな花粉が引起こすと言われていますが、なぜ起こるのかは、色々な説が有ります。

花粉の粒子が鼻の粘膜に付着すると、体は、自分には不必要な物として、それを約2年程かけてインプットし、その後、いざ又同じ花粉が付着するとインプットされた情報によって、それを追い出そうと、クシャミ、鼻水、涙等の症状が起きるのだそう。

..って事は、『花粉症』は去年までは何でもなかったのに、今年突然なってしまった。って言うのではなく、ちゃんと潜伏期間があったんですねー!

話しを戻して、つまり、先に述べたとおり、クシャミ、鼻水、涙等、本当は悪い事では無い。っという事になるのですねぇ。

『花粉症』になる花粉の種類も人それぞれで、有名な、「スギ花粉」以外でも、その人の体によって『花粉症』アレルギーは起きるのだそうで、その症状も人それぞれ。

さぁ、それではどうすれば悩まなくて済むのかなのですが、ヒジョーに難しい問題で、ハッキリ言って僕の知識では、お手上げ、降参でーす!

大変情けないのですが、コレッという案が無いのですなーっ、これが。

要は体に合わない物を排除しようとしている訳だから、病気じゃ無いし、体に合わない物を食べて下痢や吐き気がする事と変わらないと思うので..。

この手の薬も沢山でていますが、僕はあまり薬は..。

もし、薬で抑えるのであれば、選ぶ時、皆さんにも知られてきた、”Oリングテスト“をして、自分にあった物を服用すると良いと思います。

(Oリングテストって何?っという方、又の機会にご説明します。)

後はー、..やっぱり原始的ですが、機会がある毎に、目の洗浄や、前回ご紹介した「鼻うがい」をするのが賢明ではないのでしょうか?

ただし、外出前に洗っちゃうと、せっかくの粘膜も洗い落とされてしまうので、帰宅後や、外出先では用を済ませた後が良いと思います。

ゴルフの最中は困りものですが、やっぱりマスクや眼鏡が一番。 後は体質を変える。

アレルギーは一種の現代病だから、添加物の多い食べ物は避けた方が良いのでは?

ちなみに、蓄膿症は第1頚椎といって、首の骨の1番上の骨が関係しているのですが、そこの軟骨が圧迫されている事も関係あるのかな?

今回はめぼしい対策が見つからず、ご期待に添えられませんでした。スイマセン。

そういえば、先日借りてきた日本番組のビデオで、芸能人の健康法みたいのがあって、”うつみみどり“が「鼻うがい」を毎日しているのだそうです。

”うつみみどり“といえば”キンキン“の奥さん..。

”キンキン“といえば『電磁波』のお話しの時、登場させていただいた方..。

..これは何か僕と”キンキン“は普通ではない縁がありそうだゾッ!(..考え過ぎっていう以前の問題だな、こりゃぁ。) 

一口コラム:「逆転発想もまた楽し」 (その19)

(その19)人 の 偶 然 は、神 の 必 然

 日々の出来事、刻々の出会い、この世のすべては偶然の重なりであり、例えば交通事故も0.1秒の偶然で生死の境を分ける結果につながると云われます。

 でも、ここでこの「偶然」を「必然」と考え直してみたらどうでしょうか。即ち、この世の森羅万象すべては「必然」の結果であり、見えざる手(これを仮に『神』と呼ぶことにしよう)によってすべての筋書きが決まっているとしてみるのです。

 そうすれば人生何が起こってもあまり動揺しないで済むのではないでしょうか。

 仮に不幸な事故に巻き込まれても、はじめから決まっていた筋書きならば悔やんでも始まらないし、無駄な後悔をしないで済むかも知れません。

 どうせ今から先の事は、何が起こるかわからないのだから、くよくよ悩んだり考えたりしても意味ないことでしょう。

 それより「自分の人生は前向き・積極的に生きるような筋書きになっているに違いない」と信じ、「人事を尽くし天命」を待って生きるのが一番ではないかと思ったりしています。

 とは云うものの、弱く悩み多いのが我々人間であり、そんなにうまく人生を過ごせる訳ありませんよね。

 やはり人間は人間らしく、煩悩と後悔の日々を送った方が「らしく」て良いのかも知れません。 

――― 羅府の庄助さん ―――

編集後記

マキ医学博士、花粉症のお話ありがとうございました。雑貨屋の店主が催促したみたい(その通りですが)でしたが、読者のみなさんの中にも花粉症で困っている人もいると思います、参考にしてください。

雑貨屋はもうすぐ3周年を迎えようとしています。毎週発行していますので156号がその3周年目にあたります。3周年を記念して、どこかで集まって語り合う会を企画したいと思います。

 雑貨屋のバックナンバーは下記でご覧いただけます。

http://home.earthlink.net/~ronishi/zwback.htm/

Zakkaya Weekly No.154

雑貨屋 店主 大西良衛 ronishi@earthlink.net