Zakkaya Weekly No.150

150号記念

Ryo Onishi 3/28/99 バックナンバー Homepage

雑貨屋のひとり言

◆雑貨屋ニュースウィークリーは今回で創刊してから150週目になります。読者の皆様、毎週ご愛読いただきありがとうございます。これまで50号、一周年、100号、二周年という区切りがありましたが、今回の150号はあっという間に来てしまったという感じです。編集者の私にとって、雑貨屋はもう生活の一部になっているからだと思っています。たぶん 投稿していただいている投稿者の方も同じではないかと勝手に思っています。毎週、毎週記事を書くことはもちろん大変なご苦労があると思いますが、同時にそれを楽しんでおられると思います。(そうですよね)

読者のみなさんも雑貨屋を毎週楽しみにしていただけていると思います。これからも雑貨屋をごひいきにお願いします。

◆みなさんも良くご存知だと思いますが、作家で役者でもある中谷彰宏さんのLA講演が、昨日、ダウンタウンであったので、聞きに行きました。「 ビジネスも恋愛も良く似ている。どうしたら相手を喜ばせることができるか、それを考えることが重要だ。」「会社のトップにサービスのことを聞くと、“まあまあやっています。そこそこやっています。”という答えが返ってくるがそれではだめで「徹底してすごいサービスをやってます。」でないと話しにならない。などなどユーモアを交えてのたのしいお話、そしてためになるお話でした。

会場からの質問の中に、ユーゴの空爆をどう思うかとか、東京都知事選挙のことなど、ちょっと変わった質問もありましたが、うまく応えられていました。会場で購入した彼の本にサインをしてもらい、握手をして帰ってきました。 (R.O.)

あまり 知られていないL.A. 観光スポット(44)

Lake Balboa ( お花見に行こう )

 フリーウエイの#405と#101の交差する北西一帯は“Sepulveda Dam Recreation Area”と呼ばれ、3つのゴルフコース、スポーツセンターその他があり、Encinoと周辺地域の人々にとってリクリエーションの場となっています。

 その中の一角にある湖が“Lake Balboa”で、周囲を広く青々とした草地に囲まれた憩いと語らいの場所です。

 湖の周囲には1,600本を越える若々しい桜の木が植えられ、3月下旬から4月上旬にかけて見事に開花し、訪れる人々を楽しませてくれます。

  「羅府新報(99年3月24日付)」の記事によると、これらの桜の多くは匿名の日本企業の寄付によるのだそうで、1990年代の始め頃から植樹が開始され、今後、数年の内にさらに2,500本も植えられる予定だそうです。

 樹木自体はまだ若く、ほとんどの木が15〜20フィート位ですが、これからの成長が楽しみです。

 沢山の水鳥が戯れる湖と広く明るい湖畔は、桜の季節以外でも充分素晴らしい環境です。“貸ペダル・ボート”に乗ったり、湖畔でバーベキュー・ピクニックをしたり、遊園施設で楽しんだり、一人でも、二人でも、家族全員でも楽しむことが出来る、思いきり明るいところです。

貸ペダル・ボート料:一 般 者 $10(1時間)、$7(30分)  65歳以上 $ 7(1時間)、$5(30分)

行き方は次の通り(Torrance方面よりの場合)

(1)FWY #405を北へ。 FWY #10を通り越し、FWY #101(West、Ventura方面)へ入る。

(2)FWY #101(West)へ入って2つ目の出口、Balboa Blvd. で降りる。

(3)Balboa Blvd. へ降りたら右折(北へ)、すぐのBurbank Blvd.を横切りそのまま北上、   約1マイル進むと右側に“Authony C. Beilenson Park、Lake Balboa Recreation Area”という看板があり、そこを右折、中へ入る。間もなくLake Balboa湖畔に出る。

(4)、全行程 ;(Torrance方面からの場合)約30マイル、ドライブ約1時間。

http://home.earthlink.net/~ronishi/laspot44.htm

河合 将介 ( skawai@wakao.com

さくらの独り言  「いいメイル」 

今年69歳になった母に、刻一刻と発達する情報システムを理解してもらうことは容易ではない。「FAX」を理解することが限界の母に、e-mailで私とやりとりする日本に住む兄が、新聞記者としての弁を以て説明しても前へ進まず。とうとう私が国際電話にて「誰が、何を、どこで、どのように、どうして、どうなる、、、」と説明した。熱心に聞いていた母はそこで真面目にこう言った「ああ、分かった、分かった、e-mailって、悪いメイルじゃあなくて、良い(いい)メイルってことたいね。」と。何を言われたかを理解するのに、私はしばしの時間を要した。

  来米後「e-mailが使えなければ仕事ができない」環境で働いてきた私は、以前勤めていた大学でも今の会社でも、出勤するや否やまずコンピューターの電源を「ON 」にする。これが一日の始まりである。ボイスメイルを聞きながらコンピューターの立ち上がりを待つ。ミーティングの日時、プロポーザルやプロジェクトの内容及び提出物期限・概要、会社のポリシーやニュース等々、時にジャンクメイルもあるが殆どは読んでおかなければ「知らなかった」では済まされないことである。そして私のe-mail を最も「いいメイル」にしてくれるのが、世界中に住む友人からの便り、私にとっての恋文だ。

昨年暮、日本人スタッフの勧めで日本で好評だったというTVドラマのビデオを観た。名前も知らないタレントが演じた物語。それは間違って送られてきたe-mailによって出会いが始まり、e-mailによって心が結ばていき、様々な現実生活の擦れ違いや偶然を迎えながらもe-mailによって出会いが深まるというものだった。今私の心に残っているものは結ばれていく二人のkey word、「何故か直になれる」だ。その二人にとって「e-mailを前にするとなんだか素直な自分になれる」ということが、向かい合っている関係やその意味を素直に意識し認識させ、一方的に語るe-mailが、どこか心の深い部分で語り合う会話として発展し、それが「会いたい」という気持ちに変えられていく。このkey word は、非現実的なテレビ物語でありながら、どこかしら自分の一部を映し出していることを否定できないものだった。

昨年からe-mailの友人や恋人(雑貨屋#130を参読)が増えた。中高生でもあるまいし会ったこともない人と文の交換をすることなんて、いい歳した私には考えられないことだった。ところが今、私は仕事を通じ、友人を通じ、この雑貨屋を通じ、数回しか面識のない人、又は未だ一度も会ったことのない人と文を交し、出会いを深めることが増えた。勿論e-mailというものの文明の力に長短はあり、使用心得なるものも必要だ。例えばe-mailは、自筆による手紙の様にその人の文字に表れる情緒を感じることはできないし、内容や大きさによっては迷惑なメイルにもなる。しかしe-mail心得に沿って送られるe-mailは、その人それぞれの内容や文脈の特色が活きて「いいメイル」に変える魔力をもている。

  我が家では独断と偏見によって「恋人たち」と特別に呼ばれるメイルの送り主リストがある。「おっさん、fuse-kun、お玉さん、師ちゃん一家、A-chan、俊ちゃん、爺放談トリオ」等であり、私はいつも「恋(来い!)メイル」といっては首をろくろ首にしている。時に私は、 まるで恋人からの返事を待っているかの様にe-mailをチェックする。返事を待っている人から返事が無い時は(勝手に返事を待っているのだが)、何だか落ち着かない気持ちで過ごすこともあり、そんな自分がおかしくなってしまう。ある時は、短いまたは長いその文の中にも、その人の豊かな思いや願い、その人らしさが込められていて、うなずいたり、うっとりしたりしながら「運命の出会い - ビビビー」と感じる時もある。またユニーク過ぎる内容に、笑い声を押さえられない時や一つのメイルに一日が薔薇色になる時もある。e-mailの文字はあたかもその人が目の前にいるような喜怒哀楽の風格さえもって語りかけるほどに、一人ではなく、向かい合った呼吸をスクリーンの中に感じる。そして出会ったことを喜び「会いたい」と想い、「恋している自分」を認識する。恋人たちから叱咤激励される自分自身を素直に喜ぶことができる。e-mailを「いいメイル」と言った母の言葉が名言にも思えてくる程だ。

e-mailは私にとって「いいメイル」であり、「恋メイル(来い!メイル)」であり、そして私から送る(センド)メイルは素直な「セント(聖)メイル」なのである。肥後もっこすの自分でありながら、今メイルに向かう時の素直な自分が好きだ。そしてまたe-mail で出会った「いいメイル主」一人ひとりが心から大好きだ。e-mailを「いいメイル」にしたい、そうつぶやくさくらの独り言、、、。

マキちゃんの健康のお話 

「−当たるも八卦当たらぬも八卦」    

 今回は雑貨屋創刊150号を記念して、僕のとっておきのお話しをお披露目致します!(もうご存知かな?)

そもそも人間の内臓器官は、いったん異常が起きれば、ただちに危険信号を発して、本人にそれを伝達する仕組みになっています。

こうした内臓器官のブロックサインを素早くキャッチし、症状を未然に防ぐ重要な部位となるのが『手のひら』なのです。っと言うことで、今回は『手のひら』のお話し。

『手のひら』(甲の部分も含めて)には、心臓をはじめとするさまざまな内臓器官の働きと深く結びついている6本の経路が走っています。

で、これらの内臓にもし異常が生じれば、真っ先にこの部分に変化が現れる。っという訳です。

っということはー、普段『手のひら』を観察し、その変化をチェックしていれば、その時その時の内臓の状態や働きぐあいが一目で見てとれる。って事になります。

この診断法は、実は数十年におよぶ東洋医学の理論、経験が裏付けになっていますから、単なる言い伝えや迷信めいたものとは違いますのであしからず。ハイッ。

昔の中国では、医者が手相をみて、病気の場所や、程度を判断したそうで、現代の占いも元を正せば、体の変調を『手のひら』で判断し、その人の健康状態を伝える中国古来の医学の応用ではないのでしょうか。

俗に言う”手に汗握る“とは、内臓の緊張をあらわすサインなのだそうで、これを応用したのが、《ウソ発見器》なんですって。

自覚症状が微妙で、障害の発生もわかりにくい内臓器官の早期発見の為にも是非、参考にしてください。

それでは『手のひら』に現れる内臓疾患はというとー、

* 『手のひら』の色にムラがあったら、内臓の血行障害を疑ってみる!

* 親指のつけ根が痩せていたら、精力減退の前兆!

* 親指の皮膚がブヨブヨしていたら、呼吸器障害を疑ってみる!

* 人差し指の色、形に変調がある時は、胃腸が弱っている証拠!

* 小指の色、形に変調がある時は膀胱、心臓の異常を疑ってみる!

* 中指と人差し指の間の皮膚が硬くなったら、神経性の内臓障害に要注意!

* 中指と薬指の間の皮膚が硬くなったら肝臓障害の前兆!

* 親指の爪半月がピンク色になったら、すい臓の血液循環が悪化している!

* 人差し指の爪半月がピンク色になったら、胃、大腸が弱っている証拠!

* 中指の爪半月がピンク色になったら、ストレスによる内臓異常に要注意!

* 薬指の爪半月がピンク色になったら、生理機能全体のバランスが崩れている!

* 爪に横ジワのある人は、胃腸の変調に要注意!

* 指をいっぱいに開いた時、人差し指の付け根が突っ張ったら便秘に要注意!

* 薬指の第二関節の手の甲側を押して痛かったら、肝臓、胆石に注意!

* 薬指の第二関節の手のひら側を押して痛かったら、胆のう疾患の疑い有り!

* 小指の第二関節の手のひら側を押して痛かったら、生殖器疾患に注意!

っとまぁ、ざっと挙げてもこれだけあるのです。

足のツボはあまりにも有名ですが、『手のひら』の方が何時でも何処でも見ていられるから便利ですよね。

その昔、ある方が僕を一目みて、、「蒔田君は、〇〇〇が、△△△だね。(恥ずかしくて書けない)」って言われて当たっていたのにビックリしたものでしたが、このことを知った時、な〜んだ。っと思いました。

その昔、たまーにクラブ(ここでは若者が利用する語尾が上がるクラブではなく、語尾が下がる方。)なんかに遊びに行くとオネエサンの手相を観る振りして手をさわってる方を良くお見掛けしましたが、今回の内容は、あくまでも自分で簡単に出来る健康管理の為に提供したことで、決してオネエサンの手を触る口実の為ではありませんので、くれぐれも悪用してはいけませんヨー。(そんなことする人は皆さんの中にはいらっしゃいませんよね、絶対にっ!)

話しは全く変りますが、先日(3/21)アカデミー賞受賞式があって、夜、ハリウッドに行ってきました。(決して招待されたのではなく、野次馬として見物に..。)

アカデミー賞受賞式をテレビで見た後、いわゆる”打ち上げパーティ“の時間に行ったのですが、12時過ぎのメルローズアベニューは、さしずめ リムジン銀座“ と化し、リムジンで大渋滞となって、子供の頃に連れていってもらった汽車(しかもSL)の格納場を思い出し、懐かしさに目を潤ませてしまいました。

その周辺一帯(ビバリーヒルズ周辺)のレストランの至る所にもなが〜いリムジンが何本も(何台もよりもふさわしい言い方でしょっ)駐車し、タキシード姿の人が街中の至る所にウジャウジャいて、大変コッケイでした。

来年は皆さんとリムジン一本借りて、タキシード着てハリウッドを徘徊する。っていう計画はいかがでしょう?

それだけでもアカデミー賞にちょっとだけ参加した気持ちなるかも..っと思ったのは僕だけか?  

一口コラム:「逆転発想もまた楽し」 (その15

大声は恐るに足りず

よく議論している時、突然大声を張り上げて威圧的になる人がいます。恐ろしいまでに怖い顔をして相手を睨みつけたりして・・。

概してこんな場合、この人は恐れるに足る人ではありません。なぜならこの人は自分の言っていることに100%自信がないから大声を張り上げて威圧的になっているだけだからです。 本当に自分が正しく、自信があったら声の大きさは関係ないでしょう。

私自身も、よく声高に喋りまくり大いに反省しています。 私の場合は、“声高” だけでなく “早口” でまくしたてるという悪い癖があります。

時々、喋っている自分でも気がつくほどに “早口”でまくしたてている私に気付き、唖然とすることがあります。

  そういう時、少し冷静になって 自分を省りみてみると、今、 主張している事にいまいち自信がなかったり、不安だったりしている時だとわかります。

要するに、相手が反論する時間的余裕を与えず、何がなんでも相手をねじ伏せてでも説得しようという意思が潜在的にあるのでしょう。

―― 日々、反省。 ――― 声は通るが、意見が通らない“羅府の庄助さん” ―――

編集後記

読者であり、投稿者であったKenny三島さんが今月末で長い駐在生活(約16年半)を終え、日本に帰国することになりました。三島さんはインターネットクラスにもよく来ていただき、PCで困っているみなさんに対し、積極的に支援をしていただきました。ありがとうございました。日本に帰ってからも雑貨屋をご支援くださるようお願いします。

今週から蒔田さんの「健康のお話」というタイトルから「マキちゃんの健康のお話」に変えました。このほうが雑貨屋らしいのではないかとマキちゃんから提案があったからです。マキちゃん、さくらさん、河合さん…ちょっとバランスが悪いかなあ、それともこのほうがいいのかな?どう思います?三周年ももうすぐです、雑貨屋創刊3周年記念パーティーと行きたいところですね。

読者のみなさんからのメッセージをいただきたいと思います。ご意見、ご感想、ご要望等なんでも結構です。短いコメントで結構ですのでお願いできたらと思います。下記の私のアドレスにお願いします。

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Zakkaya Weekly No.150

雑貨屋 店主 大西良衛 ronishi@earthlink.net