Zakkaya Weekly No.149

Ryo Onishi 3/21/99  バックナンバー Homepage

雑貨屋のひとり言

◆今日は家族四人でトーランスから車で約1時間半くらいで行けるTemecula Valleyのワイナリー(CALLAWAYがあります)に行ってきました。

http://www.iinet.com/re/wineries/winery1.html

Temecula Valleyには15のワイナリーがありますが、私達は3つのワイナリーで試飲(CALLAWAYでツアーも)し、ワインを数本買ってきました。これでまたワインを飲むのが楽しくなります。

◆今日は天気が良かったのですが風が強かったせいか、家の前のプールにはだれもいません。そのかわりどこからか飛んできたグースが二羽、遊んでいました。  (R.O.)

あまり 知られていないL.A. 観光スポット(43)

Tri City Park (City of Placentina)

Placentina市の北端にある四分の一マイル四方の小さな公園ですが、都会の騒音の中の静かなオアシスといった所です。その敷地の半分以上を占める池には数多くの水鳥が生息し、訪れる人々を和ませてくれています。池には小さな島があり、木製の橋で繋がっています。

池の回りを水と緑と水鳥を楽しみながらゆっくり散歩してもせいぜい1マイル程度ですから 多分、1時間もあれば一回り出来ると思います。

 ここには特に何もエキサイティングなものはありませんが、存在感も誇示せず小さくひっそりと存在している、こんな所もかえってたまには良いのではないでしょうか。この周辺の人々にとって、この公園はきっとストレスで病んだ心を癒す安らぎの場の役割を果たしているのでしょう。

  1. FWY#91を東へ。
  2. FWY#710、FWY#605、FWY#5 をそれぞれ通過し、FWY#57を北へ入る。
  3. FWY#57を北へ入り、約4.8マイル、Imperial Highway 出口で降り、右(東)へ。
  4. Imperial Highwayを東に 約1.3マイル、Kraemer Blvd.を右折、南へ。
  5. Kraemer Blvd.を南へ約1マイル進むと道路の右側に公園の入口がある。
  6. 全行程 ;(Torrance方面からの場合)約30マイル、ドライブ約50分。

公園の住所:2301、N.Kraemer Blvd.、Placentina、CA

河合将介  ( skawai@wakao.com

さくらの独り言  「てぶくろ」 

 「右の手袋を左の手にはめると、全然違うみたい。また、左の手袋を右の手にはめても、全然違うみたい。でも、人がお祈りをする時の様に、右の手と左の手を重ね合わせると、全然違う二つの手がひとつになる。結婚はそのような、祈りだと思う。そして、結婚生活は、永遠に続く祈りではないだろうか。ぼくは、そのような生活を君としたいと願う。これが、僕の祈りである。」(1990年2月、挙式ひと月

前に旦那からもらった日本語の手紙/原文から、許可を得て抜粋した。旦那は米国人ゆえ日本語の良し悪しはお許し願いたい。エッツ?さくらよりも上手だっって?!、

読者さん、それはないでしょう!)

1990年3月10日の挙式中、ステンドグラスから差し込む光の中にいた私は、教会の2階席硝子窓を一心に見つめていた。私のダスティン・ホフマンが現れないかと、、、切に祈りながら。とうとう彼は現れず、今年めでたく9年目の結婚記念日を迎えた。9年目の記念の日、出張先から私が家に戻ったのは、午後11時を過ぎていた。戻った我が家の懐かしい食卓テーブルには、美しいピンクの薔薇が花瓶に生けて飾られていた。旦那から初めてもらう花だった。そこにはさらに1枚のサンクスカードが置いてあった。サンクスカードの中身は、毎年同じ言葉「僕のそばにいてくれて、ありがとう。この様な素晴らしい妻を与え、僕たちを守ってくれている神に心から感謝する」だ。私は思わず「男のくせに花なんか買って、まったく〜。」とブツブツ言いながらもそのピンクの薔薇がうれしくて、こっそり写真を撮った。しかし感傷に浸る時間はなく、私は翌日11日からでかける約1週間の旅支度に追われ、気がついたらすでに、旦那は華子と寝息を立てていた。私は一人そのピンクの薔薇を愛でながら、自分が嫁に来てからの事を思い返し、未だ答の出ない人生の不思議さに浸っていた。外ではもう鳥が鳴き始めていた。

その1週間の旅から戻った私が、ピンクの薔薇はちゃんと9本あることに気づいたのは、恥ずかしながら今朝(20日、土曜日)だった。薔薇は天を仰ぐ力尽きつつ、衣替えせんばかりの色で、もう頭を垂れ始めていた。旦那はどうやら必死に水を換え与えたらしく、花瓶には溢れんばかりの清き水が動いていた。私はコーヒーを飲みながら何げなく薔薇を数えたら9本だったので、『こいつ、なかなかイキなことをするじゃん』と、心が躍る半面、「人という字はね、二本の柱が支え合ってなりたってるんだよ。」と偉そうに教えた教師時代の自分が恥ずかしくなる。「手の皺を重ね合わせる所から、幸せっていう言葉は生まれたという説もある」なんてかっこいいことを言ったり書いたりしている自分が恥ずかしくなる。身近に居る人の祈りが聞き取れなかった自分が貧しく小さく思えた朝だった。そして、いつになく目覚めのコーヒーは、苦かった。

「愛されるより、愛したい」、「尽くされるより、尽くしたい」、「告げるより待っていたい」、「助けられるより、助けたい」、「嘆くより、祈りたい」という生き方をしたい私が、それとは逆の方向に生きてきている自分を知らされた様で、目の前の薔薇の様に、頭を垂れてしまった。「何年夫婦であるから真実に幸せかどうか、それは誰にも分からないからこそ、他人は決して口を出してはならぬもの」が夫婦と思っている。それぞれの夫婦のあり方があるのだから。しかし、「愛するより愛されること、尽くすより尽くされること、待つより待ってもらうこと、助けるより助けられること、祈るより祈られること」の多い自分の生活に今気づくことがなかったら、それはなんと傲慢で空しい生き方だろうか、と、深く反省した朝だった。そして淡いピンクとブルーが大好きな私に、淡いピンクの薔薇を送ってくれた旦那は、凄い祈りの持ち主なのだと、深く尊敬した朝だった。ビバルディの春を聴きながら、春はもうすぐと感じた朝だった。「てぶくろ」をもうしまう季節になるなあ、と一人つぶやきながら、、、さくら。

ところが、みなさん、これを書き終った私は九州の女性らしく旦那に、何げなくこう言った。"Do you know there are 9 roses?", すると旦那は応えた"Yeah,because some of them died and I through them away", 私はまた優しく言った"NO,no, no,I mean you bought 9 roses, didn't you?" 、彼は言った”No, there were 12, you know." 私は言った" I thought that you bought 9 rosese for me."旦那は首を傾げながらさらに訊ねた"Why they must be 9?", 私は"Because, it was our ninth anniversary!, GEE! I have to rewrite my essey for Zakkaya!" 私の勘違いを察した旦那は、身体を反らしながら大きな声で笑った。これがわれら夫婦である。

夫婦とは、自分が想っている以上に相手は想っているけど、自分が考えている様に相手は考えていないものだと再確認した。そして「右と左の手袋は、やっぱり全然違う

みたい」だということも。そして私は決心した。明朝、旦那に言ってやる、と。「”てぶくろ”を後ろから言ったらな〜んだ?」ってね、、、、さくらの独り言。

健康のお話 「体の中のテロリスト、のお話し」  

  蒔田 龍人

私たち人間は、皆さんご存知の通り、酸素が無ければ生きていけません。

ところが、この大事な酸素、一方で私たちの体内で、『活性酸素』というテロリストになって、生命をむしばんでしまうのです。

という事で、今回は『活性酸素』のお話し。

私たちのからだは、呼吸で取り入れた酸素で食べ物を酸化させて、エネルギーにしています。

この重要な役目を果たすと、酸素は炭酸ガスと水に姿を変えて体外に出て行きます。

が、そのうちの約2パーセントが、『活性酸素』となってからだに残ります。

そして、この『活性酸素』が色々な要因で過剰に発生すると、からだが酸化しやすくなります。

『活性酸素』は特定な箇所ではなく、あらゆるところを攻撃して酸化させ、さまざまな症状や病気を起こす原因をつくります。

じゃあ、どういう時に『活性酸素』が生じるのかというとー、

−食品添加物を食べた時−

−クスリを飲んだ時−

−ウイルスや細菌が体内に浸入した時−

−ストレスを感じた時−

−激しい運動をした時−

−タバコの煙や、車、工場等の廃ガスを吸った時−

−電磁波を受けた時−

っとまぁ、皆さんも決してからだに良くないと分かっている物ばかりです。

そして、『活性酸素』はどういう症状に関係してるの?というとー、

−色々な炎症(皮膚炎、関節炎、肺炎、胃炎、肝炎など)

−感染症( 細菌、原虫、ウイルス、などの微生物)−

−ガン・狭心症・心筋梗塞・脳卒中−

−糖尿病・白内障・肺気腫・痛風など−

と、万病といって良いくらいに関係しているんですねー、これが。

でっ、このにっくき『活性酸素』を発生させない、増やさない働きをするのが、抗酸化物質といいます。

それでは、抗酸化物質はどのような物か?を簡単にいうとー、 酵素・ ビタミンA、B2、C、E・ クロレラ等で、特にビタミンA、C、Eは最強なのだそうです。

また、タンパク質は酵素をつくり、ビタミンを有効に働かせる為に必要不可欠で、ちなみに日本が世界最長寿国になったのは、良質のタンパク質を多くとってきたからなのだそうです。

というわけで、ビタミン類とタンパク質を意識的に沢山とれば、『活性酸素』の発生を抑え、健康を保てる事になる、っということです。

前回、『ビタミンC』のお話しをしましたが、もし、クスリを飲む時が有れば、クスリを飲んだ時に発生する『活性酸素』を取り除き、胃が荒れるのを防ぐ為にも、『ビタミンC』を併用して飲むと良いのだそうです。

又、『活性酵素』は老化にも深い関わりがあるそうなので、若さを保つ為にも今回の事を心得てみては..?

やっぱり今回も『電磁波』の名前が出てきましたが、前回『電磁波』のことで、”キンキン“の事を載せたら、

日本のテレビの特番なんかにタマーに出ているそうですね。詳しいこの報告は、又、”近々(きんきん)” に..。

日本人の宗教観

 今回が初投稿の正義の味方「ロスの月光仮面」です。別に素性を知られたくなくて月光仮面を名乗るわけではなくフリーに気楽に考えを述べたくて匿名を使うだけです。素性は雑貨屋店主がチャント知っており主張した事には責任をもつようになっていますので宜しくお願い致します。

 私のワイフは台湾系なのでいろいろな人達が我が家には出入りします。なにしろ中国人系の人達は生き残りを賭けてアクティブに世界に進出していますからいろいろな人種と結婚します。白人は勿論、マレーシア、インドなどのアジアの様々な民族とも結婚しています。

 そういった人達と下手な英語で話しする時によく日本人の宗教性が議論になります。特に信心深いミャンマーの若い人等には日本人の宗教観は理解できないようです。

 日本書紀の記述にあるように「天皇は仏法を信じ、神道を尊ぶ」と言うように、天皇は日本古来の神道と外来の仏教の二つの宗教を共存させ両方をおがむという事を奨励しました。他の国民から見れば軽蔑にあたいするようなこの日本人の宗教観を理解して貰う事は私の英語力では至難の事です。日本の人でさえも日本人は無宗教だと断じる人が多くいるのですから。我々日本人自身にとっても自分自身の分からない部分なのかも知れません。ですから私は他の国の人が日本人は無宗教だと言うと、日本では12月31日の夜中から1月1日に掛けて靖国神社や成田山、川崎大師など全国の神社やお寺に50万から100万単位の人々が非常な寒さの中お参りをする,その数何千万にも及ぶがそれでも日本人は無宗教と言えるだろうかと話す事にしていますが何とか少しは分かってくれます。しかし私の実家では二つの宗教の祭壇があるが私はキスト教系の幼稚園へ行き大学もそうであったと言うとビックリした顔をして「Crazy」と言います。しかし私は日本人の特質がこの宗教への姿勢で良く現れていると思います。ある学者が「甲を捨て去る事無く、乙も取る」というこの特質があってこそ日本人は戦後年功序列を廃止する事なく技術革新と経営合理化に成功したのだと記述しているのを読んだ事がありますが、全く同感で私はこの日本人の性向は逆に今後も優位性になると思っておりす。

 現在日本で進んでいる様々な分野におけるシステムの再構築の中で良い方に発揮され、日本人でなければ為し得ない独特のシステムを作り上げるであろうと信じています。「甲を捨て去る?」の日本人の特質はグローバル化して行こうという世界の情勢の中では寧ろ有利になるのではないでしょうか!「アメリカを捨て去る事無く、アジアも取る」「西欧を敬い、アジア人を信じる」普通の国家ですと「古いものは捨て去り、新しいものを獲得する」のですが日本では歴史の中で度々「古いものを廃する事なく、新しいものも入れる」を実現しています。

 私は大学受験の選択科目で日本史を取った程日本史が好きです。日本の武家政治は源頼朝以来約700年続くのですが、頼朝は武家政治という当時では革新的な政治体制を作ったのですが古い政治体制の中で500年前に作られた「大宝律令」という律令制度は廃止する事無く自分の作った守護地頭の制度と共存させています。その大宝律令は驚く事に明治18年に廃止されるまで約1200年間存続しています。こんな事はまず世界の歴史にも例が無くアメリカ人から見ればまさに異次元の世界なのであります。

ある歴史学者は日本の正統、国家、天皇という概念は不動で硬化したものではなく脱皮を伴う展開の連続なのであると指摘しています。21世紀に向かって日本はどのように脱皮して行くのでしょうか!私は楽しみでワクワクしています。

一口コラム:「逆転発想もまた楽し」 (その14

そのウソ、ホント?

「私は 酒、タバコ、ギャンブル、女、金(かね)、一切 興味はないね」 とおっしゃる人がいました。

これが本当なら相当な“カタブツ”でしょう。ところがこの人に 「それでは あなたの趣味は一体何ですか?」 と聞いたら、彼が澄ました顔で 「私の趣味? それは嘘をつくことさ」 と答えたそうです。彼の一言で状況は180°逆転した訳です。

でもこの彼が本当に嘘をつくのが趣味ならば 「趣味は嘘をつくこと」 という答えも“嘘”と言うことかも知れず、そうなると やはり彼は 「酒、タバコ、ギャンブル、女、金(かね)、一切 興味ない」 事になるのでしょうか。

「私はいつも嘘をついている」 と言っている人がいたとします。すると「私はいつも嘘をついている」 という言葉自体が嘘な筈だから 「嘘はついていない」 ということになります。

 でも今度は「嘘はついていない」 となると、「私はいつも嘘をついている」 と言う発言に矛盾を生じます。

 なんかこんがらがってわからなくなってしまいましたが、世の中には意外とこんな理解不能な事がよくあるものですよね。

 一時、「そのウソ、ホント?」 なんてセリフが流行(はや)ったこともありましたね。

(番外-2)面白い話を受信しました(2)

前回に引き続き、日本の友人から受信した面白い話(その2)を転載し、皆さんにお伝えいたします。

(その2)

かつてビル・ゲイツはこんなことを言ったそうです。

「もしGMがコンピューター業界のような絶え間ない技術開発競争にさらされていたら,私たちの車は1台25ドルになっていて,燃費は1ガロン1000マイルになっていたでしょう。」

これに対し,GMは次のようなコメントを出したと言われています。「もし,GMにマイクロソフトのような技術があれば,我が社の自動車の性能は次のようになるだろう。」

(1) 特に理由がなくても,2日に1回はクラッシュする。

(2) ユーザーは,道路のラインが新しく引き直されるたびに,新しい車を買わなくてはならない。

(3) 高速道路を走行中,ときどき動かなくなることもあるが,これは当然のことであり,淡々とこれをリスタート(再起動)し,運転を続けることになる。

(4) 何か運転操作(例えば左折)を行うと,これが原因でエンストし, 再スタートすらできなくなり,結果としてエンジンを再インストールしなければならなくなることもある。

(5) 車に乗ることができるのは,Car95とかCarNTを買わない限り,1台に1人だけである。ただその場合でも,座席は人数分だけ新たに買う必要がある。

(6)  マッキントッシュがサンマイクロシステムズと提携すれば,もっと信頼性があって,5倍速くて,2倍運転しやすい自動車になるのだろうが,全道路のたった5%しか走れないのが問題である。

(7) オイル,水温,発電機などの警告灯は「general car fault」という警告灯一つだけになる。

(8) 座席は,体の大小,足の長短等によって調整できない。

(9) エアバッグが作動するときは「本当に作動して良いですか?」という確認がある。

(10)  車から離れると,理由もなくキーロックされてしまい,車の外に閉め出されることがある。ドアを開けるには,1.ドアの取っ手を上にあげる,2.キーをひねる,3.ラジオアンテナをつかむ,という操作を同時に行う。

(11)  GMは,ユーザーのニーズに関わらず,オプションとしてRand McNally(GMの子会社)社製の豪華な道路地図の購入を強制する。もしこのオプションを拒否すると,車の性能は50%以上も悪化する。そして司法省に提訴される。

(12) 運転操作は,ニューモデルが出る毎に,はじめから覚え直す必要がある。なぜなら,それ以前の車とは運転操作の共通性がないからである。

(13) エンジンを止めるときは「スタート」ボタンを押すことになる。 ――― 羅府の庄助さん ――― 

編集後記

今週号はまた新たな投稿者が現れ、紙面がにぎやかになっています。雑貨屋ニュースレターを読むと、勉強になるし役に立つという、ありがたいお言葉をよくいただくようになりました。雑貨屋がみなさんのお役に立ててうれしいかぎりです。投稿者のみなさん、読者のみなさんありがとうございます。

来週は150号ですね。特にどうってことはないのですが、よくここまでこれたなあと思っています。創刊3周年ももうすぐです。(156号になるのかな)

読者のみなさんからのメッセージをいただきたいと思います。ご意見、ご感想、ご要望等なんでも結構です。短いコメントで結構ですのでお願いできたらと思います。下記の私のアドレスにお願いします。

河合さんのLAの観光スポット案内も更新してありますのでごらんください。雑貨屋のバックナンバーは下記でご覧いただけます。

http://home.earthlink.net/~ronishi/zwback.htm/

Zakkaya Weekly No.149

雑貨屋 店主 大西良衛 ronishi@earthlink.net