Zakkaya Weekly
No.148 Ryo Onishi 3/13/99 バックナンバー ホームページ雑貨屋のひとり言
久々に家族四人がロスに揃いました。昔のようににぎやかです。テレビの番組は、NHKの番組やゴルフチャンネルからNHLホッケーの番組や音楽の番組に代わっています。食事も毎晩にぎやかです。ついつい調子に乗ってワインや日本酒を飲むことがあります。娘はアルバイトで貯めたお金でショッピングを楽しんだり、友達と会ったりしているようです。息子は日本にいるガールフレンドや友人たちと毎日、Eメールで通信しているようです。昨日は久々に息子とPOMONAのコンピューターフェア-にワクワクしながら行きました。PCの世界がどんどん進んでいるのがわかりました。いろいろ勉強になりました。64MBのRAMとサブウーハー付きのスピーカーを買ってきました。(R.O.)
集団主義 は 個の自立から
アメリカは「個人主義」の国といわれ、「個の自立による自己主張」がすべての考え方の原点であり、その上で家族、社会、国が形成されているのだといわれます。
他方 日本の場合は「集団主義」が原点で、自分の所属する「集団(家族、会社、社会、など)」の利益が個人の利益に優先し、従って集団の前には「個の自立による自己主張」などと言うものは無いか 又は無視されるという考え方が一般的です。それはそれで良い所も多いのですが弊害もあります。
自分が所属する集団(例えば自分が勤務する会社)の事を本当に思うなら、その集団のリーダー(会長や社長)や他のメンバーに逆らってでも自分が正しいと信ずる意見を具申し、集団(会社)が誤った方向に進むのを防ぐのは正しいことであり必要な筈です。
集団の幸せの為には「個の主張」は必要であり、許されるべきでしょう。決して「集団主義」だから「長いものには巻かれろ」だけでは良い集団として存在し、継続する筈はありません。
日本国内で企業に絡む犯罪(贈収賄、隠蔽、粉飾、帳簿隠し等)が発覚した場合、役員や管理職従業員が上司の指示でその犯罪行為に荷担するのは明らかに「集団主義」の意味のはき違いであり、その会社の為を本当に思うなら、これらの人はメンバーの一員として「個の自立による自己主張」即ちこれら犯罪行為は間違いであると意見具申をすべきが本来の「集団主義」のあり方でしょう。
尤も現在の日本ではどんなに犯罪を犯してもそれが集団(会社)の為に行った行為であり、自身の利益の為でなければ世間がむしろ同情し、建前はともかく本音のところではむしろ賞賛する風土であり、一概に上記行為だけを非難するのは余りにも現実離れの議論であることを私も経験からしてよく承知するところです。
アメリカはホワイトカラーによる犯罪、とりわけ経済犯罪には厳しいお国柄です。
「個人の為なら社会も犠牲」といったアメリカ的発想も問題ですが、社会、集団の為なら個人としては「不本意な悪」でもそれに荷担するという考え方も大いに問題だと思います。
私は日本的と言われる「人と人との関係」を重視し、「人の和」を大切に考える「集団主義」的発想は大好きです。
ただし「集団」の中では「個の自立による自己主張」が尊重されることが大前提であるべきだと思っています。
欧米型の個人主義とは違った日本独特の「個の自立」といったものをこの際生み出すべきではないでしょうか。
以前某大手パソコン・ゲーム会社で社長の独走による合併話が 中間管理層の結束により覆されたという新聞記事を見ましたが、こんなのも日本的「個の自立」と言えるのかもしれません。
「集団主義」と「個の自立による自己主張」は決して矛盾するものではない筈で、我々も多いに自己を主張し、悪い事は悪い、正しい事は正しいと言える世の中造りをしたいものです。
河合 将介 ( skawai@wakao.com )
さくらの独り言 「バックグランド・ミュージック」
ドラマの感情効果を高めるために大きな役割を果たす背景音楽、これをバックグラウンド・ミュージックと呼ぶのだと思っていた私は、ある国語辞書の『落ち着いて気持ちよく仕事ができるように、工場・事務室などに流す音楽』という説明を読み驚いたことを思い出す。ちなみに英語辞書では『音楽効果もしくは映画・演劇・食堂等の背景音楽』と記されている。”ながら”ができないさくらにとっての理解はやはり英語辞書解釈に近い。映画界において映画が二つのトラックによって創られることを象徴した言い方に”サウンド・トラック”と言っていることもバックグランド・ミュージックの定義に拘った結果かもしれない。 さくら辞書によるバックグランド・ミュージック、それは「音楽」、そして「人生の四季」である。どの曲、又は唄にせよ、それらは私の季節風。どんなに巧みに絵に描いても、決して描けない季節風なのだ。だからバックグランド・ミュージック。何かの効果を出すものではなくて、それそのものが、季節を運んでくるようなもの。人生の、その四季を共にしている風。
雑踏の中で、かすかに聴こえた音楽(曲や歌)に足を留めることがある。ワープするように自分がその世界へ連れ戻されて、その音楽を共にした人々やドラマが蘇り、まるで香りまで漂うような気持ちになる。よく聴いた音楽も、よく唄った歌も、その音楽の中で動いた時代と人とその想いが蘇る。ある時は切なく、空しく、またある時は歓喜に満ちたりもする。確実に「今」を生きている自分が、過去へとひとり置き去りにされてしまい、時には自分の意思の力を借りて現実に戻らねばならない時さえある。そして「今私を通り過ぎた風は、何だったのかしら?」とまた振り向いては前へと、足を一歩踏み出す。その瞬間はほんの数秒なのに、何だか一つの季節分を感じてしまう。音楽がバックではなくて全てを運んでくる風になってしまう。そんな私は『映画のバックグランド・ミュージック』を聴いてもその映画の情景が浮かぶことはあまりない。むしろ誰と観に行き、あの頃どんな季節の中に自分が居たかという想いや状況が私を包みこむ。映画を一生懸命観ていないと言われればそれまでだが、若かった私には、映画そのものよりも、映画と自分の、その時々の関係が残ってしまったのかもしれない。
休日に音楽を聴きながら目覚めのコーヒーを飲む。誰もはいれない音楽の季節が私を包む。また、目覚めに演歌を聴くことは絶対ないがカラオケで人の歌った演歌が、ある運転をしている自分の口をついてでると、笑ってしまい、「あの人どうしているのかな?」という風がサッと私を横切る。その瞬間、運転手の自分の心が演歌の冬になってしまうような、バックグランドミュージックとなる。そしてまたある時は「これは私の十八番」と言って歌ってくれる、もしくは聴かせてくれる音楽等でも、ある時は常夏の気分で楽しく聴き、ある時は心からその人の季節の中に「ふんふん」とうなずきながら、その人の歌にこめられた想いを自分なりに勝手に解釈したりして、聴くのである。すると何だかおかしなもので、その人が分かったような、その人に触れた様な、その人の季節の一部を共有したような、誠に自分勝手で横着だが、その人の季節風の中に私も共にいる様な気分になるのである。
貴方の音楽(曲や歌)にどんな季節があるかしらか? 貴方にも、季節を運ぶ音楽があるかしらか。 貴方にも、香りまでも漂う様な程に引き戻される音楽があるかしら。 私たちの人生のドラマには、人生の音楽があると、そう、貴方はそう思わない? そしてそれはある意味でバックグランド・ミュージックと呼べないだろうか、貴方の人生の。今、なごり雪がふった米国中西部でこれを書いている、イルカの「なごり雪」を歌いながら、、、さくら。
健康のお話 「見えない敵は怖いゾ〜 のお話し」 蒔田 龍人
現代は、ハイテク機器の発達がめまぐるしく進んでいて、我々人間は、もう、一人丸裸で、何も無い島なんかに置かれたら、生き延びる事は不可能であろう。ってまで言われておりますネェ。
うん十年前まで、テレビが有るご家庭なんか大変なもんで、近所中の人が物珍しさに集まってきたなんて言う事があったのが嘘のようです。(ちなみに僕はその経験が無い世代ですので、あしからず。)
その昔はベンリベンリできましたが、これだけ普及した今日、逆にそういった物を使う事の危険性を認識していく方向に皆さん変ってきていますよね。
その危険性の代表選手が『電磁波』。
今回は目には見えないものの、永く浴びると大変危険な『電磁波』のお話し。
〈電磁波の恐怖〉の著者である天笠啓祐氏の話しによると、「電化製品などから発せられる電磁波には、人体の細胞を変化させたり、免疫力の低下を促す恐れがあるのです。」のだそう。
東京慈恵医科大学の助教授から「電磁波でガンになった。」と、日本では初めて労災の申請がなされたという事があった事、記憶している方も多いはず。
欧米ではガンをはじめ、電磁波による白血病や、脳腫瘍、白内障、異常出産などの危険性が指摘されているそうで、軍事用レーダーなどの強い電磁波はもちろん、家庭製品からの微弱な電磁波せも、長期的に浴び続ける事によって、健康障害が引起こされる疑いがあるのだそうです。オ〜こわっ。
ちなみに、一般のご家庭でお使いの家電製品達は、一体どれくらいの『電磁波』を発しているかというとー、
パソコン |
50mG(ミリガウス) |
コピー機 (作業時) |
15mG |
冷蔵庫 |
10mG |
携帯電話 |
30〜50mG |
コピー機 (光) |
50mG |
ファクス |
1〜3mG |
ワープロ |
40mG |
マイクロウェーブ |
60〜70mG |
電気毛布 |
60mG |
蛍光燈 (一本) |
50mG |
ステレオ |
35mG |
電話 |
3mG |
テレビ |
40mG |
ヘアドライヤー |
70〜80mG |
洗濯機 |
70〜80mG |
なのだそうです。
いずれも致命的数値ではないのでしょうが、日々これらに囲まれて暮らしているって事は、ヤッパリ蓄積されて、やがて《チリも積もれば山となる》って事になるんでしょうねー。
こういった電化製品を使用している時は、なるべく近寄らず、こまめに電源を切る心構えを..。
又、お水に対しての考え方も随分変ってきて、皆さんも大変気を使っていらっしゃるとおもいますし、色々な機械もでていますが、電気を使ってお水の質を変えるものは僕自身は“どうかなー?”っとおもいます。
知りませんでしたが、電気毛布って、寝る直前まで温めるもので、いざ寝る時はスィッチは切るんですってねー。何年間か電気毛布を使っていましたが、今更ながら、自分は大丈夫なのかなー?っと考えてしまいました。
もう古いお話しになりますが、あの松田聖子さんも、今のご主人をみて、”ビビビッ“っときた。とおっしゃっていましたが、あれは大丈夫なのでしょうか?(全く関係ないか..。)
トラック野郎は、とても強い無線を使って、トラックにも電気ビカビカで走っていた時代がありましたが、あれもとても強い電磁波に包まれている為、後から色々な障害が出てきているそうです。
そういえば、その昔《トラック野郎》という映画に出演していた“キンキン”をお見掛けしなくなりましたが、一体どうしたのでしょう?
映画の撮影の時の後遺症が..。
最近見掛けた方は、今どうしているのか、雑貨屋
“『電磁波』とキンキン”係まで、メールお待ちしております。(なんちゃって。)一口コラム:「逆転発想もまた楽し」 (その
13)積極的受け身は攻撃の一部
「攻撃は最良の防御なり」 という格言があります。相手の攻撃から我が身を守るためには、防御の体制も重要であるが、それよりも積極的にこちらから攻撃を仕掛け、相手を追いつめたほうが はるかに効果的であり、最終的に味方を勝利に導くものなのだ、という意味だと思います。確かにそれも間違いではないと思うし、いつも前向き・前進発想を旨とする私としては大いに賛同するところです。
ただし、物事は状況と程度の問題で、どんな状況においても積極果敢だけが最良だとは限らないのも当然でしょう。
例えば 今の日米関係において 日本の立場は お互いの国際社会での立場、力関係、歴史の位置付けなどを勘案すると、残念ながらまったく対等ではないのが現状・実態です。
独立国家の理念として いかなる国もすべてに対等であるべきですが、現実の世の中はそれほど甘くありません。だからといってイラクのように徹底抗戦を叫ぶのは愚の骨頂です。
主張すべき事は堂々と主張し、要求すべき事は堂々と主張する、しかし折れたり妥協せざるを得ないことも多くあります。
いかなる交渉であれ、相手の要求を受け入れ妥協する時(受け身の時)が一番こちらの真価が問われる時です。しっかりしたビジョン、戦略の下で相手の言い分を聞くのか(積極的受け身)、それとも一時しのぎなのか(消極的受け身)、同じ受け身でも意義はまったく異なるでしょう。
積極的受け身が時として長い目で見て効果的な攻撃になりうるのだと言うことを心に留めておくのも必要ではないでしょうか。
(番外−1)面白い話を受信しました(1)
日本の友人から面白い話を2題受信しました。両方とも「逆転発想もまた楽し」のコラムにふさわしいので転載し、皆さんにお伝えいたします。
(その1:いい言葉みつけました)
「馬鹿と言われなくなったら終わりだ。馬鹿と言われる人だけがチャレンジしつづけている人だから」中谷彰宏
地球はまるいと言った人も馬鹿といわれました。
空を飛ぼうとした人も、エベレストに登ぼろうとした人も、ハンバーガを日本に持ってきた人も、携帯電話をただで配った人も、会社を始めたひとも、辞めた人も。
たぶん、はじめて2本足で歩いた人間も馬鹿といわれたでしょう。
チャレンジする人を、人は馬鹿と呼ぶ。
本城より 頑張る人へ
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ところで、上記“中谷 彰宏”氏の講演会が3月27日(土)当地ロサンゼルスで開催されます。
中谷さんは、人生論、恋愛論、ビジネスに関する著作も多く、日本のみならず、韓国・台湾でも学生、社会人まで男女を問わず大きな影響力をもつベストセラー作家です。
私も何冊か読みましたが、中谷さんの筆は実にわかりやすく、親しみやすい内容です。
私の手元にこの講演会の無料招待券が4枚ありますので、ご希望の方がいらっしゃったらご連絡下さい。1枚または2枚でも差し上げます。 skawai@wakao.com まで(先着順)。
なお、この講演会は、羅府新報社主催、紀伊国屋書店後援で、3月27日(土)2:30pmから。会場はホテル・ニューオータニです。定員300人無料招待、本のサイン会もあるそうです。
その他の問い合わせは、羅府新報社と紀伊国屋書店まで。 ――― 羅府の庄助さん ―――
編集後記
昨夜、さくらさん、インディアナから日本に帰国される恒川ご夫妻、田代さん、そしておなじみの三本松さんと河合さんというメンバーでにぎやかな集まりがありました。とても楽しい時間を過ごせました。ありがとうございました。
そのときの写真を掲載します。河合さんからの提供。
雑貨屋のバックナンバーは下記でご覧いただけます。
http://home.earthlink.net/~ronishi/zwback.htm/Zakkaya Weekly No.148
雑貨屋 店主 大西良衛
ronishi@earthlink.net