Zakkaya Weekly No.112

Ryo Onishi 7/5/98 Index Homepage

3日連休はどう過ごされましたか?旅行に出かけられた方もいらっしゃるでしょうね。私たちは、4日の夕方、渡辺ご夫妻と長岡さんといっしょにHollywood Bowl (http://www.hollywoodbowl.org/)でおこなわれた4TH OF JULY FIREWORKS SPECTACULARを観に行ってきました。車で行くと駐車が大変なのでバスで行きました。そこらじゅうで見かけるバスです。初めて乗ったのですが、バスの中は落書きだらけでした。
開演までの時間、持ってきたお弁当や、ワイン・お酒などでピクニック気分を楽しみました。
野外劇場で何万人の人たちといっしょにHollywood Bowl オーケストラのすばらしい音楽を楽しみ、最後は音楽に合わせて花火が打ち上げられるという趣向でとても感動しました。日本人の方もたくさんいたようで、偶然、私たちの前に、谷本ファミリーがおられました。 ( R.O.)

玉 三 郎 変 化 (へんげ)‐‐

“C”氏 ユーモア 備 忘 録(2)

―― 前号より続く――

相手を楽しませ自分も楽しむ

“C”氏は本名以外に芸名を作り、人とのコミニュケーションの潤滑油に利用している。

その芸名とは何と「羅府の玉三郎」(羅府=ロサンゼルスのこと)・・・ご本人と女形を連想させる名前とは、どう考えても結びつかない。これまで何度もその由来を本人に尋ねているが納得する回答は未だ聞いていない。でも、今では本名よりこの「玉三郎」の方がなじむようになってきたのだから不思議なものだ。最近は「羅府の玉三郎」と書いた「千社札(せんじゃふだ)」まで用意し貼りまくっている。楽しい人だ。そこでこの備忘録も「“C”氏」でなく、「玉三郎氏」と呼び方を変える事にする。

尤も最近は「羅府の玉三郎」に味をしめたかこのご仁、私の知る限りでも他に、「金玉子(キム・ギョクスー)」、「武蔵宮 玉人親王」、「マングースの“C”」などとも名乗り給うていらっしゃる。(彼の悪友いわく「武蔵宮 玉人親王」じゃあなくて「むさくるしい飲み屋 玉人親王、じゃあないの」だってさ)

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定期報告のため日本へ行き、親会社の上司である常務の部屋へ入っていったところ、常務の机の上になんとパソコンがあるではないか。つい最近までパソコなど見向きもしていなかったのに!

・玉三郎氏:「へえ〜、常務もパソコンやるんですか?」

・常 務:「当たり前だ! 今時パソコンもやらずに経営者が勤まるか!」

・玉三郎氏:「ところで、ソフトは何を使ってるんですか?」

・常 務: 「何だ。そのソフトというのは?」

(意地の悪い質問をするものだ。そういうのは部下の担当者がしかるべくセットしてるに違いないのに)

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それからしばらくして、その常務からアメリカにいる玉三郎氏にE-Mail が届いた。E-Mailは次のような内容だった。「君もアメリカで元気にやっているようで何よりだ。近々日本へ出張で帰ってくるそうで楽しみにして待っている。時間を作ってゴルフでも一緒にしよう――君のところも業績もいいことだし・・・」

まだ業績が充分とは考えていない玉三郎氏、本社常務からのE-Mail メッセージの中に少々皮肉な言い回しを感じたので返事のE-Mail を次のように書いて送った。「親愛なる常務様、いつも心にかけていただき有り難うございます。ところで、イリオモテヤマネコ か、カブトガニ みたいな天然記念物的に古いお方かと思っていた常務がE-Mailをお使いになれるとは驚きです。それにしても “下”が立たなくなると 口の方がよく立つようになったとお見受けします」

後から本社常務秘書から聞いた話によると、常務はこのE-Mail を受け取り、大笑いしたと言う。

玉三郎氏もすごいが玉三郎氏の親会社の常務も素晴らしい大人物だ。

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(第二章)楽しく騙し騙される

親しい友人のオフィスへ電話をした玉三郎氏、

・応対に出た女性:「どちら様でしょうか?」

・玉 三 郎 氏 :「石田 といいます」

・応対に出た女性:「失礼ですが、石田 何様でしょうか?」

・玉 三 郎 氏 :「石田 純一と申します」

(俄然、電話の向こうが騒がしくなったようだ。まもなく電話口に出た友人 いわく)

・友 人 :「おい、いま電話で君はうちの女性に何を言ったんだ」

・玉 三 郎 氏: 「こちらの名前を聞かれたから 石田 純一ですと答えただけだよ」

・友 人 : 「何でそんないいかげんな事を言うのだ。オフィス中の女性が皆んなこの電話まわりに集まって来ちゃったぞ!」

・玉 三 郎 氏: 「俺の芸名を言っただけさ」

・友 人 : 「???」

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玉三郎氏が外出から職場に戻ってみたら秘書からメモを渡された。メモには「ミスター・ライオンからのメッセージです。電話下さいとのことでした」とあり、相手の電話番号も書いてあった。取引先の社長に確か Mr. Lyon という人がいるので、早速、メモに記されている相手の電話番号のダイヤルを回してみたら、英語のテープの声で、「こちらはロサンゼルス動物園です。本日は閉園しました。明日の開園時間は・・・・・」 とやっている。 改めて壁のカレンダーで確認したら、その日は 4月 1日だったそうだ。(玉三郎氏の秘書嬢、やったね。気持ち良かったでしょう。拍手!拍手!拍手!)

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4月 1日(エイプリル・フール)と言えば、今年の 3月のこと、玉三郎氏が私にこんな事を言い出した。

「折角 今年も4月1日が来るんだから、皆んなが驚くような何か奇抜なパフォーマンスをやってみたいね」私も調子に乗って言い返した「じゃあ二人で一日ホームレスなんてのはどう?」 玉三郎氏「そりゃあいいや!やろう、やろう!!」

それからのユニークな発想がまさに玉三郎氏の独壇場。「通常ホームレスの人達は昼間は物乞いのため、交差点の角などに立つが、我々は交差点ではなく、みすぼらしい身なりをして、ふだん親しい日系企業の門の前に立とう。いつも付き合ってくれている人達が我々にどういう対応をするか見物だぜ」、「紙や厚紙に書く物乞いの文言は通常“I have no job. I am hungry. Please help me!”なんて書き、文章の最後には、殆んどが“God bless you”で締めくくっている。でも我々はキリスト教徒じゃあないんだし、どうしよう。――うん、そうだ。我々は“God bless you”の代わりに“南無阿弥陀仏”なんて書くのはどうだろう・・・・」。 いやはや止まるところを知らないアイデアでしかも本人はすっかり本気になっている。こちらは冗談のつもりだったのに、このまま進むと大変だ。恥ずかしながら度胸のない私は、やる気満々の玉三郎氏にアイデアの実行を思い留まって貰うため大汗かいてしまった。

――以下次号へ続く――

河合 将介(skawai@wakao.com)

米国経済一人勝ちは有りうるのか 三本松 誠

日本の株安、円安、債券安を尻目に米国の諸経済指標は良好な経済状態を反映して堅実な数値を示している。インフレの無い緩やかな経済成長を好感して株式市場も9,000ドルをはさんでの値動きで、取引高も多く活発な取引が行なわれている。もう大暴落すると言われて久しい株式市場には一向に大暴落など訪れる気配さえない。円ドル相場も日米協調介入により一時は¥130台まで下げたドルもあっと言う間に元の¥140台に戻ってしまった。これも日米の経済の実態を反映したものと言えばそれまでだが世界中で米国だけが好況を続けているというのは何か解せないのである。

先日、出入りの株屋に買い注文を入れようとしたら待ったを掛けられた。あの買いたくないと言っても無理にでも買わせようとする株屋が待てと言うのである。今の相場はどう見ても高過ぎるので株の現物買いやインデックス・トレーディングは止めた方が良いとの事で、どうしても買いたければ優良株を買って暫くは市場を静観しているのが得策だとの御託宣であった。こうして株屋でさえ大暴落を予期して買い手控えを奨めているのに相場は一向に下がる気配がない。米国の株式相場の熱気を日本のバブルに擬して論じる評論家がいるが根本的な違いは日本のバブルは企業の余剰資金が造り上げた砂上の楼閣であったのに比して米国株式相場の活況には個人投資家が大きく貢献している事である。勿論、年金ファンドやミューチュアル・ファンドなどの機関投資家も優良株の下値を丹念に拾っているのでこれらもダウ平均を上向きにする要因の一つと思われる。

筆者のような門外漢は高そうな株に先物のカラ売りをかける程の勇気もないので株屋推薦の優良株でも買ってお茶を濁す以外にはない。ところが安全策を取って優良株やハイテク株でお茶をにごしたつもりの堅実投資が値を下げているので腹が立つのである。いわく、アジア危機関連なんだそうである。アジア諸国に大きなオペレーションを持っている企業は軒並み株価が急落しているのである。確かにこれらの国の通貨の価値が下がっているので連結財務諸表上の利益は小さくなってしまう訳で納得は出来るのだが一つ合点がいかないのは何故米国一国が「勝ち」であとの国々は「負け」なのかという事である。米国が創出する商品やサービスは諸外国が不況では輸出する事が出来ず、かと言って米国の内需だけで支えるには余りに膨大過ぎる量である。しかも米国の好況は過去何年も続いているのである。米国経済が産み出したこれらの商品やサービスは一体何処に吸収されてしまったのであろうか。この辺で米国以外の国々の経済も好況に転じてもらわないと米国経済は窒息してしまうと思われるのである。米国経済のためにも、また世界経済のためにも米国経済一人勝ちが続いてはならないのである。

こんなユーモア・ジョーク 知ってる?

「どうなってんの? でも気持ちはわかるよネ。」 シリーズ(その 8)

(1)何か頼み事をすると 「俺は仕事で忙しいんだ。暇が出来たらなんでもやってやるよ」 が口癖だった A氏がこのたび定年退職し、暇になった。そしたら、彼は益々何もしなくなった。

−−どうなってんの? でも気持ちはわかるよネ。

(2)私の叔父は昔から 「オレがせめてあと10歳若かったら・・」が口癖で、30歳の時も、40歳の時も、50歳、60歳のときも同じせりふだったが、先日80歳で死んだ。

−−どうなってんの? でも気持ちはわかるよネ。

(3)★ 小錦のヤセ我慢。

★ 鷹が獲物をワシ(鷲)掴み。

−−どうなってんの? でも気持ちはわかるよネ。

羅府の庄助さん

良くある失敗 英語変?じゃなかった英語編

英語の失敗事例(最も多い話しですけど....)

フロリダ ジャクソンビルに1ヶ月前に赴任した、Sさんの話しです。

Sさんは、まだ英語がうまくしゃべれません。

ロスで行われた大きな会議のあとの打ち上げPARTYでのことです。そのPARTYで、同じフロリダから来ている米人達を見つけたSさんは、ほっとしたような顔で話し掛けていきました。 やはり、同じ米人でも顔を知っているのと知らないのでは、違うようです。

そろそろPARTYもお開きで、米人と別れの挨拶をしている時のことです。

米人は、”Good night! Have a nice night in LA!"と、日本人向けのゆっくりとした英語で去っていこうとしました。

Sさんも、何か言わなければと思い、後ろを向いて立ち去ろうとしている米人の背中に向かって、大きい声で"Be careful!"と言いました。 驚いた米人達は、振り返り 笑っているSさんと、あたりを見渡してから、また笑いながら帰っていきました。 Sさんは、「気をつけて!(帰ってね)」と言いたかったんだろうと思います。

笑って見送るSさんの顔をみて、さっきの変なことにぜんぜん気づいていないことがわかりました。

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これは、TVで明石屋さんまが言ってたことなので、嘘っぽいですが…。

アメリカに観光旅行にきた学生さんが、なんとかしてNYに移動しようとチケットを買い求めようとした時の話しです。(何のチケットかわかりません。)

何と言えばいいのかわからないその学生は、”to NY!”と言ったそうです。すると、チケットが2枚出てきたそうです。

”to” じゃないんだと思った学生は、今度は”for NY!”と言ったそうです。すると、今度はチケットが4枚出てきました。1枚でいいんだけどなぁー。 何と言えばいいんだろう。 えーっと、えーっと(eight)...と考え込んでいると今度は、8枚出てきたそうです。 一寸帽子

編集後記

雑貨屋がにぎやかになってきましたね。どうです?みなさんも身近なことや面白いことを紹介してくれませんか?一応カリフォルニアのサウスベイからの便りということでお送りしていますが、日本のことや、それ以外の国のことも知ることができたらいいと思いませんか。

記事を書こうなんて思わないで、気楽に雑貨屋にメールを送ってください。雑貨屋店主である私個人にメールをいただけたらもっと嬉しいのですが。

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Zakkaya Weekly No.112

雑貨屋店主 大西良衛 ronishi@earthlink.net