あまり 知られていないL.A. 観光スポット(64)

SS Lane Victory Memorial Museum Index

ロングビーチの「クインメリー号」はあまりにも有名ですが、お隣のロサンゼルス港(San Pedro)にも船内外を見学できる珍しい船があることは、以外と知られていないようです。

LaneVictoryMem1.jpg (39681 バイト) San PedroとTerminal Islandをつなぐ吊り橋型の大橋( Vincent Thomas Bridge)のすぐ下、観光用豪華客船の発着が目の前に見えるBerth 94に停泊する「SS Lane Victory」という名の船がそれです。全長455フィート(約140メートル)、10,000トンのこの船は第二次世界大戦、朝鮮・ベトナム各戦争時に弾薬等の輸送用に使用された“Victory型”特殊輸送船です。

 このような輸送船は1941年から1945年にかけて5,600隻建造されましたが、特殊任務であるがゆえ、損耗率が激しく戦場で犠牲になったものも多く、また生き残った船も戦後になって廃船処分となり、現在ではこの“SS Lane Victory”だけが実際に航行できる唯一の船だそうです。

LaneVictoryMem2.jpg (40457 バイト)何層にも複雑に区分された各種機関室から操舵室、デッキ等、船内外を自由に見学する事が出来ます。船内には戦時中の遺品、記念品、資料、当時の新聞など貴重な品物が保存・展示されています。LaneVictoryMem3.jpg (42333 バイト)

私達にとって嬉しいものではありませんが、対日降伏文書(戦艦ミズーリ号上で署名)のコピーや出征日本兵士が身につけていた国旗日の丸、戦況を伝える新聞なども展示されています。日本とアメリカの間には こんな時期もあったのだという事も知っておく必要もあるのではないでしょうか。カリフォルニアの底抜けに明るい日差しから 一歩離れたところを覗いてみると、ほんの最近まで こんな歴史もあったのです。平和の大切さを痛感させられる場所です。ぜひ一度出かけて見てください。

 この船は映画にも登場したりして利用され(“Titanic”、“The Thin Red Line”他)、今でも現役としての誇りを保ちつつ岸壁にその威容を見せています。

 また、この船はまだ立派に航行可能であり、毎年7月 〜 9月の間、月2度実際にデモ航行をするそうです。予約して乗船してみるのも良い経験になりそうです。

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: Berth 94, San Pedrto, CA 90733

Tel.:(310) 519- 9545

開館日 : 毎日(主要な祝日は除く)

時   間 : 9:30AM〜 4:30PM

入場料 : 大 人 :$3.00

   子供(〜15才) :$1.00

Web Site:http://www.calendarlive.com/E/V/LAXCA/0040/76/53/

行き方は次の通り(Freeway#110方面よりの場合)

FWY#110(Harbor Freeway)の南終点の一つ手前の出口(Vincent Thomas Bridge/ Terminal Island)を降り、右車線を走り 0.8マイル、橋を渡らずHarbor Blvd.方面へ。

Harbor Blvd. を曲がらず直進、ロサンゼルス港へ入る。

ロサンゼルス港の駐車場ゲートでチケットを取り直進、Berth 94へ(「SS Lane Victory」への案内板にしたがって行く。 (駐車場料金:1時間まで無料、その後1時間毎に$1)

全行程(FWY #110出口から) ;約1.0マイル 約3分

                        河合将介( skawai@wakao.com )